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北の誉 純米吟醸 雄冬 [日本酒(東北、北海道)]

雄冬.jpg北海道産の酒造好適米「吟風」を100%使用した純米吟醸酒。
辛口ですが、いわゆる淡麗辛口でない、厚みと力強さがあります。

冷、常温では、若干の雑味を感じ、辛口とも相まってやや硬い印象。
開けて時間を置いてもこの印象は、変わりませんね。

この味、燗がいいんでないのと思って純吟ですが、燗に。

....大当たり!

やや低めぐらいの温度がいい感じ。
味わいの厚みが増し、甘みや酸を引き出して雑味も良いアクセント。
今日の寒さも有って、まさに五臓六腑に染み渡る美味さ。
持ち味の力強さが活きます。
飲み飽きしない、好バランスでいい味わいの家飲み酒になりました。

純吟クラスなのに4合瓶で1000円でお釣りが来るコスパの良さも嬉しいですね。

北の誉 純米吟醸 雄冬
精米歩合 :55%  日本酒度:2.0
酸度:1.4 アミノ酸度:1.3
アルコール度: 15.0~15.9

製造元:北の誉酒造株式会社(北海道札幌市中央区)
HP:http://kitanohomare.com/
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伏見男山 蒼天伝 蔵の華純米酒 [日本酒(東北、北海道)]

蒼天伝.jpg男山と名前の付くお酒は、多いですが、
こちらは、宮城県気仙沼の男山本店「伏見男山」のお酒。

場所を見ればお察しの通り、やはり昨年の震災で社屋が倒壊し、
3階建てだった建物が下が崩れて1階建ての状態だったそうです。

新宿タカシマヤの1月の被災地応援フェアで購入しました。
売っていた方の「新潟酒みたいなスッキリ系」の言葉どうりの印象。

蔵の華は華やかな味と言うイメージでしたが、明るさは有るもののおとなし目。
香り立ちの良さとスキッとした後味が身上ですね。

意外と温度を選ぶようで冷すと味が開かないし、燗にすると芳香が少し飛ぶ。
常温で栓を開けてから少し置いておいたぐらいが、一番、色気が出て良い感じでした。

もうすぐ一年、これからも頑張っていただきたいです。

伏見男山 蒼天伝 蔵の華純米酒
原料米:宮城県産 蔵の華 
精米歩合:60% 
日本酒度:+3 
酸度:1.7

製造元:株式会社 男山本店(宮城県気仙沼市)
HP:http://www.kesennuma.co.jp/
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梅乃宿 アンフィルタード・サケ 純米吟醸 [日本酒(近畿、北陸)]

たまには少し濁ったお酒でもと思って、在庫から引っ張り出してきたお酒。
濁り系は、これ一本だけでした。


梅の宿アンフィルタードサケ.jpg梅乃宿 アンフィルタード・サケ 純米吟醸酒

「アンフィルタード」と英語で言ってますが、要は、「無濾過」ってことよね。(笑)
袋しぼり無濾過生原酒と裏ラベルに書いてありました。
雄町版と山田錦版があるみたいですが、多分、この味は山田錦だと思います。

2月の始めに「梅乃宿」の蔵元さんが、国分寺の丸井の酒売り場に来ていた時に、
持ってきていたので試飲させてもらって購入。

味のほうは、なかなか魅力的。
奈良のお酒は、個人的には、割りとミネラリーな印象がありますが、
それを、おりが上手くくるんでいて芳醇で豊かな表情になっています。
色はそれほど濁っている訳では無いんですが、おりの香がしっかり乗ってますね。
それでいて、本来の味わいらしい、清々しさや、後口の締まりもあり、
かなり好バランスなお酒だと思います。

華やかで明るさのあるお酒でした。

燗でも良さそうなので、少量、燗にしてみました。
味が伸びて深みがでて、これも魅力的ですが、冷のほうに軍配が上るかも。

梅乃宿 アンフィルタード・サケ 純米吟醸
アルコール度数: 17~18度
原料米: 山田錦
精米歩合: 50%
日本酒度: +6
酸度: 1.8

製造元: 梅乃宿酒造(奈良県葛城市)
HP:http://www.umenoyado.com/
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地ウイスキー 3種味比べ [ウイスキー]

正月の日本酒で少し食傷した事もあって、ここ数日、もっぱらホットウイスキー。
熱いお湯に好みの量のウイスキーを入れてクローブを一本放り込むと
ふわっと香が立ちリラックスでき、体も温まります。

それは、良いのですが......
ウイスキーの在庫が軒並み、底1cmになってしまったので(笑)、
仕事帰りに近くの安売り店(河内屋)でいそいそと買出し。
ホットウイスキー用ならば、そんなに高級なもので無くても良いのですが、
普通のじゃ面白くないなと棚を眺めていたら、
日本の地ウイスキー(小メーカーのウイスキー)がフェアで安売り中。
グッドタイミングという事で買って来ました。ストレートでも飲んでみたいので、少し上級の品をチョイス。
IMG_4293_2.jpg

向かって左から
本坊酒造の信州マルス蒸留所の「マルスアンバー」 ¥1350
北海道の札幌酒精の「サッポロウイスキー SS 43%」 ¥1450
明石の江井ヶ嶋酒造の「ホワイトオークあかし」 ¥850
(価格は、河内屋の販売価格。)

この中で一番気に入ったのは、「ホワイトオークあかし」。
ホットウイスキーにするとシェリー香のような甘く華やかな香りも有って、当たりも柔らかく相当に美味い。
ストレートやトワイスアップだと僅かにブリーな風味があります。海が近い蒸留所だからでしょうか?
これが、深みにつながり、アクセントになって、良い感じ。
ハイボールでも味が崩れません。
もちろん好みもあると思いますが、かなり使い勝手の良いウイスキーですね。

「マルスアンバー」は、意外やクリアですっきりとした味わい。
一昔前の国産ウイスキーにタイプが似ている感じですね。
ホットウイスキーやストレートなどでは、正直、私には風味が物足りません。
ところが、ハイボールにすると、クリアさが切れの良さにつながり、思わぬ個性を発揮します。
炭酸の刺激と発泡による香り立ちで味わいの物足りなさを補える部分もあるのでしょう。
面白いウイスキーです。

「サッポロウイスキー SS 43%」は落ち着いた深みを感じさせるタイプ。
これは、固定のファンが居るというのも頷けますね。
ホットウイスキーやストレートでは、深みがゆとりを感じさせ、なかなか。
ハイボールでも風味の深みがリッチな感じを出してくれます。
誰にでも好かれるバランスですね。

3者3様の個性、日本のウイスキーも中々面白いですね。
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太宰治の愛した鰻 [お店]

年末に新聞で見た記事で気になっていた、国分寺の鰻屋さんへ伺ってきました。

こちら、国分寺の「若松屋」さんは、作家「太宰治」縁のお店。
先代の頃は、三鷹にあり太宰治の贔屓の店として作家、編集者さんがよく訪れたそうです。
亡くなって一周忌の料理なども仕切られたのだとか。
小説「眉山」、「メリィクリスマス」に登場する若松屋のモデルだそうです。
今の代になって国分寺に移転、「東鮨」として寿司の方をメインに営業されていたそうですが、
2010年5月に屋号を戻し、鰻をメインに再スタートされたようです。

店頭には、「太宰治ゆかりの店」という看板があります。
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中は、御寿司屋さんのままのようですね。カウンターとテーブル席で20席ほど。先客2名。
現在も御寿司もやられており、御酒やつまみも揃ってますのでちょっとした割烹のようにも使えそうです。
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セットメニューの中から鰻重セットの「大串」をチョイス。折角なのでちょっと贅沢。

先ずは、お漬物と小鉢の玉子焼きが出てきました。
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きちんと注文を受けてから蒸し始める様なので少々時間がかかるようですので
これらで、のんびり待ちましょう。
ホントは、お酒が欲しいところですが、今日は予定があるので我慢。
お漬物は、自家製のようでなかなか美味しい。玉子焼きは甘みを抑えたタイプ。

しばし待って、鰻重到着。これは、美味しそうです。
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肝吸いも付いてきました。 いただこうと鰻に山椒を振って、ビックリ緑鮮やかで軽い風味の山椒。 IMG_4280
拘ってらっしゃるようです。

鰻は詳しく語れるほど食べ慣れていませんが、一見すると外が焼きすぎのようにも見えますが、
脂が乗っているに外はしっかり、中は、ふっくらとして、非常に美味しい。
タレは、甘すぎない感じで、鰻の旨味を活かしています。
タレで食べさせるタイプでは無く、鰻の美味しさで食べさせる鰻重ですね。
御飯は、軽めなのでしっかり食べたい方は、大盛りにして貰いましょう。無料です。

肝吸いが柚子を利かせた爽やかな味で抜群に美味い。
肝吸いは今までオマケのようなもので、あまり美味しいものでは無いと思っていましたが、
今回初めて、一品の料理だと納得しました。

あっという間に食べ終えて満足。美味しい鰻重でした。

ご主人や奥様のあしらいも良く、居心地もよいお店です。
国分寺の「御鷹の道」や殿ヶ谷公園からも近いので、
国分寺近辺散策のついでに寄って、
太宰治の愛した味を楽しんで見るの見るのも良いと思います。

若松屋(わかまつや)
住所 国分寺市東元町2-13-19 (旧東鮨)国分寺街道沿い クローバー動物病院前
TEL 042-325-5647 FAX 042-321-2257
昼 11:30~14:30(14:00L.O.)  夜 17:00~22:30(22:00L.O.)
定休日 水曜
http://kokubunji.shop-info.com/azuma/
タグ: 国分寺
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