SSブログ

太宰治の愛した鰻 [お店]

年末に新聞で見た記事で気になっていた、国分寺の鰻屋さんへ伺ってきました。

こちら、国分寺の「若松屋」さんは、作家「太宰治」縁のお店。
先代の頃は、三鷹にあり太宰治の贔屓の店として作家、編集者さんがよく訪れたそうです。
亡くなって一周忌の料理なども仕切られたのだとか。
小説「眉山」、「メリィクリスマス」に登場する若松屋のモデルだそうです。
今の代になって国分寺に移転、「東鮨」として寿司の方をメインに営業されていたそうですが、
2010年5月に屋号を戻し、鰻をメインに再スタートされたようです。

店頭には、「太宰治ゆかりの店」という看板があります。
IMG_4271 IMG_4272

中は、御寿司屋さんのままのようですね。カウンターとテーブル席で20席ほど。先客2名。
現在も御寿司もやられており、御酒やつまみも揃ってますのでちょっとした割烹のようにも使えそうです。
IMG_4274 IMG_4275 IMG_4273
セットメニューの中から鰻重セットの「大串」をチョイス。折角なのでちょっと贅沢。

先ずは、お漬物と小鉢の玉子焼きが出てきました。
IMG_4276

きちんと注文を受けてから蒸し始める様なので少々時間がかかるようですので
これらで、のんびり待ちましょう。
ホントは、お酒が欲しいところですが、今日は予定があるので我慢。
お漬物は、自家製のようでなかなか美味しい。玉子焼きは甘みを抑えたタイプ。

しばし待って、鰻重到着。これは、美味しそうです。
IMG_4277 IMG_4279
肝吸いも付いてきました。 いただこうと鰻に山椒を振って、ビックリ緑鮮やかで軽い風味の山椒。 IMG_4280
拘ってらっしゃるようです。

鰻は詳しく語れるほど食べ慣れていませんが、一見すると外が焼きすぎのようにも見えますが、
脂が乗っているに外はしっかり、中は、ふっくらとして、非常に美味しい。
タレは、甘すぎない感じで、鰻の旨味を活かしています。
タレで食べさせるタイプでは無く、鰻の美味しさで食べさせる鰻重ですね。
御飯は、軽めなのでしっかり食べたい方は、大盛りにして貰いましょう。無料です。

肝吸いが柚子を利かせた爽やかな味で抜群に美味い。
肝吸いは今までオマケのようなもので、あまり美味しいものでは無いと思っていましたが、
今回初めて、一品の料理だと納得しました。

あっという間に食べ終えて満足。美味しい鰻重でした。

ご主人や奥様のあしらいも良く、居心地もよいお店です。
国分寺の「御鷹の道」や殿ヶ谷公園からも近いので、
国分寺近辺散策のついでに寄って、
太宰治の愛した味を楽しんで見るの見るのも良いと思います。

若松屋(わかまつや)
住所 国分寺市東元町2-13-19 (旧東鮨)国分寺街道沿い クローバー動物病院前
TEL 042-325-5647 FAX 042-321-2257
昼 11:30~14:30(14:00L.O.)  夜 17:00~22:30(22:00L.O.)
定休日 水曜
http://kokubunji.shop-info.com/azuma/
タグ: 国分寺
nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 6

ソバツユ

美味しさが伝わって来ない外観ですね。ちと太宰売りが強いのが気になります(笑)
お店の入口の左脇は生け簀でしょうか?丸く薄いあの狭い重ね入れよりは比べものにならない程に鰻の環境が良好なのが目に入りました。

きっと旨いに違いないと思わせます。

注文受けて捌いて蒸して・・・・鰻屋で時間が掛るのは大歓迎ですよね♪
飯倉の超有名店で直ぐに鰻重が出て来て驚いた事がありました。
以前はポタリングしたのです。殿ヶ谷公園もお鷹の道も懐かしくて。
太宰を偲んで鰻を食するのも乙なものかもしれませんね、斜陽のスープを飲み方を思い浮かべながら♪
by ソバツユ (2012-01-22 11:08) 

真秀

ソバツユさん

>美味しさが伝わって来ない外観ですね。ちと太宰売りが強いのが気になります(笑)

この辺は、ちょっと同感。お店ももうちょっと風情があっても良いと思うし、
表の説明看板は無くても良いですね。

お店の入り口左の水槽状のヤツには、鰻が入れてありました。
なるほど、確かに捌く前の鰻には、いい環境なのでしょうね。

>注文受けて捌いて蒸して

そうそう、こういう小さな店なのに、
きちんと注文を受けてから調理に入る姿勢に感心しました。
by 真秀 (2012-01-23 00:20) 

蕎麦喰い師

いや〜〜っ 食で来ましたか 太宰治の
私は先月こんな宿の http://mitoyasudaya.com/ こんな部屋 (太宰治執筆のお部屋 『松棟2階月見草の間』)に行ってきました。
ついでに沼津、富士・・・ いやはやの 旅
by 蕎麦喰い師 (2012-01-23 17:49) 

真秀

蕎麦喰い師さん

いや〜〜っ 泊で来ましたか 太宰治の(笑)

リンクを拝見しましたが、さすが、いいお宿をご存知ですね。
もちろん、件のお部屋は、高いのでしょうが、普通のお部屋は、12600円からと
それほどお高いわけでは無いのも良いですね。

冬の伊豆、海の幸がさぞ美味しかった事でしょう。
by 真秀 (2012-01-23 20:52) 

ソバツユ

学生時代に泊まった宿でした、安田屋で斜陽を執筆してたとは。
西と東の魚の味の違い・・・・太宰は知っていたのでしょうか♪
真秀さんの行かれた大瀬崎や戸田の港。そこいらの味はまた格別ですよね。
蕎麦喰い師さんのコメントに驚きながらでした。
by ソバツユ (2013-01-07 23:35) 

真秀

ソバツユさん

あけましておめでとうございます。御元気でいらっしゃいますでしょうか。
このような、寂れた(自分で言うな。(笑))場所へようこそ。

安田屋さん、知らずに泊まられたのですか。
それは、偶然の事ながら、嬉しい偶然でしたね。
伊豆は、古くからの観光地ではありますが、やはり、人気が衰えないのは、
山海の幸が豊富なこと、気候が良い事、御湯が豊富な事、そしてやはり富士山の御膝元だからでしょうね。
先頃、日帰りのツアーで訪れたのですが、久々に良さを堪能いたしました。
by 真秀 (2013-01-08 21:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。