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日本酒(甲信越) ブログトップ
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御湖鶴 山田錦 純米吟醸 勝沼醸造甲州ワイン樽 [日本酒(甲信越)]

御湖鶴甲州ワイン樽貯蔵.jpg最初に書いておくと美味い「酒」です。
美味い「酒」であるし、美味い「日本酒」と言って良いのですが、
正直、私の舌では、どう美味いか表現が難しいです。
基本はやはり日本酒の「美味さ」であると思います。
ただ、ワイン樽による熟成の効果によるものか、味わいは非常に複雑です。
先ほどから味わっていると、温度によって様々な表情が垣間見られます。

スッキリした上品な香りと味わいは、高めの酸によるものでしょうか?
冷えた状態では、スッキリとした味わいの中に
かすかな華やな甘みと樽由来の香味がありチャーミングで、
なんともいえない魅力があります。
ところが温まってくると葡萄のような甘みや
ハチミツのような甘みも覗かせ、樽香も複雑さを持ち始めます。

私の知っている「酒」の中では、
上質なアモンティリャードなどのシェリー酒が一番イメージが近い。
ただ、シェリー酒よりも遥かに繊細さがあります。
この繊細さは、日本酒特有のものだと思います。

オーク樽で熟成させた日本酒 もいただいた事が有りますが、
ワインでの熟成で樽の成分が和らいでいるためでしょうか?
日本酒本来の良さが活きており、完成度の高い酒に成っていると思います。
正直、安いお酒では有りませんが(写真のボトルで2700円)、日本酒に慣れた方にこそ、
是非試してみていただいて、真価を判断していただきたいと思います。

癖が少ないので食中酒でも充分行けるお酒で洋風の食材とも相性良さそうです。
面白い事に単独でも充分行けます。

調べたら、このお酒、東一バージョンと東洋美人バージョンも有るみたいなんですよね。
開けずに寝かせて古酒にしても、いい変化が期待できそうだし。(笑)
大変、困った(爆)お酒を酔った勢いで買ってしまったものです。
(買ったときは、蕎麦屋で一杯飲んだ後でした。(笑))

御湖鶴 山田錦 純米吟醸 勝沼醸造甲州ワイン樽
原料米:山田錦100%  精米歩合:55%
アルコール分:16度以上17度未満
勝沼醸造の甲州ワイン樽による貯蔵

製造元:菱友醸造株式会社(長野県諏訪郡)
購入先:伊勢勇(東京都中野区鷺宮)
   HP:http://www5a.biglobe.ne.jp/~iseyu/homepage/

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七笑 純米無濾過生原酒 [日本酒(甲信越)]

七笑純米無濾過生原酒.jpg見かけて即、購入を決定した「七笑」のお酒。

七笑は、ご贔屓の銘柄の一つなのですが、
無濾過系はあまり見かけた事が無かったので。
ラベルによりますと原料の五百万石は、
杜氏自ら田植えから育てた物を使用している様です。
かなり力の入った品なのでしょうね。

味の方は、先ずは、香りが素晴らしい。
深みを持ちながら旨味を感じさせる香りが注いだだけで立ち上がります。
口に含むと爆発的に広がる香りと旨味。
最初は、度数の強さのせいでしょうか爽やかさを感じるのですが、
あっと言う間に豊かで深みのある旨味に変わります。
僅かな苦味も感じさせながら、米のエッセンスを抜き出したような
非常にリッチな旨味ですね。
余韻も非常に長く、ふわりとした風味が長く口に漂います。
非常に贅沢な風味のお酒ですね。

単独でも充分旨味のあるお酒ですが、派手過ぎないので
食中酒として組み合わせても充分いけると思います。
少し冷したぐらいが飲み頃だと思います。


七笑 純米無濾過生原酒
原料米:五百万石(新潟産)   精米歩合:55%
酵母:自社酵母(M-310)   仕込み水:木曽山系伏流水
アルコール度数:17度以上18度未満
日本酒度:+3~+4  酸度:1.6~1.7
杜氏:柳澤 久(越後杜氏)

製造元:七笑酒造株式会社(長野県木曽郡)
  HP:http://www.nanawarai.co.jp/

購入先:本川越PePe酒販場(埼玉県川越市)
タグ:七笑
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七賢 向秀 純米生酒 [日本酒(甲信越)]

向秀.jpg「七賢」の蔵元、山梨銘醸さんは昔、よく行っていた蔵元さん。
長野方面に行く時は、こちらと手打ち蕎麦の「(長坂)翁」、
「サントリー白州蒸留所」に寄って晩のお酒を入手するのが
定番のコースでした。
ドライバーをやると、飲めないのが辛かったなぁ。(笑)

銘柄の「七賢」は、中国・魏の時代の「竹林の七賢人」に由来するもの。
天保六年、大中屋母屋新築の折、信州高遠城主内藤駿河守より
祝に送られた『竹林の七賢人』の欄間一対を銘柄にしたもの。
ちなみにこの「竹林の七賢人」には、「浮世離れしたお気楽な者」という
ニュアンスもあるようなのでお酒の銘柄には、ピッタリかもしれませんね。

扱い店が多くないためあまり知られて居ませんが、
七賢には、この「七賢人」のそれぞれの名を冠した七つの生酒があります。
この「向秀(しょうしゅう)」もその中の一つ。
純米酒「酵母のほほえみ」の生酒版にあたります。
(ちなみに他の六つは、「阮籍(げんせき)」 、「嵆康(けいこう)」、「山濤(さんとう)」、
「劉伶(りゅうれい)」、「阮咸(げんかん)」、「王戎(おうじゅう)」。
...か、漢字を出すのが、大変だった。(笑))

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お福正宗 越後槽垂雫 特別本醸造原酒直詰  [日本酒(甲信越)]

お福正宗槽だれ特本原酒.jpg新潟の「お福正宗」は、私の好きな銘柄の一つです。
どの酒も淡麗系では、ありますが、芯の強さや力強さが有る印象があり、
食中酒に非常に好適だと思っています。

ただ、正直言って良く判らない(笑)蔵元さんです。
よく判らないという意味合いの一つは、妙に銘柄が多い事です。
HPや蔵元の案内等には、大体15ぐらいの銘柄が紹介されていますが、
それ以外で売っているのを見かける銘柄が非常に多いです。
少量多種類の仕込を行う方針なのか、同じものを別銘柄で出しているのか、
その辺がイマイチよく判りません。
まあ、飲むほうとしては、美味しければそれでOKなのですが。

この「越後槽垂雫」もそういった番外?の品の一つです。
購入したのは、地元の西友。10数本ほどかなり安いお値段で入荷していて
「お福正宗のこのランクなら申し分ないでしょう」という事で購入。
飲んでみるとやっぱり美味い。
2日後、買占めに寄ったら既に全部売り切り、入荷予定なし。(泣)
侮れませんねぇ。世間には、目利きが居るものです。


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今錦 特別純米酒 おたまじゃくし [日本酒(甲信越)]

今錦おたまじゃくし手足.jpg 長野の酒メッセin東京 2008 で試飲をさせていただいて
美味しさに驚いて慌てて買いに走ったお酒。

以前いただいた 原酒版 と同じ特徴を持ちつつも
バランスでは、こちらの方がやや上かも。
やや華やかに立ち上がる芳香、口に膨らむ深みのある旨味。
余韻を保ちつつさらりとした後引き。

お酒単体の旨味ならば原酒版ですが、
味自体が濃厚すぎず食中酒向きなのは、こちらかも。

おたまじゃくしの手足もチャームポイント。(笑)

今錦 特別純米酒 おたまじゃくし
アルコール度数:16度以上17度未満
日本酒度:+5  酸度:1.5
精米歩合:59% 長野県上伊那郡中川村飯沼産 美山錦 100%使用
酵母:901号酵母
杜氏:今村 守(小谷杜氏)

製造元:米澤酒造株式会社(長野県上伊那郡)
購入先:信州おさけ村(東京都港区新橋)

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想天坊 ゆらぎ 純米火入れ [日本酒(甲信越)]

想天坊ゆらぎ.jpgいろいろ日本酒を飲んでいて、たまに遭遇するのが「飲んで酔いの覚めるお酒」。
初めて口に含んだ瞬間に美味さに「はっ」として背筋が伸びるそんな感じ。

ところが翌年同じお酒を飲んでみたりしても
美味しいんだけど、そこまでの感動を感じない時があります。

その年の天候、気候、様々なちょっとしたばらつき、飲み手のその時の嗜好、
そう言った「天地人」、様々な要素が偶然噛みあって、
その中から生まれるものなのかもしれませんね。

そういったお酒に出会うのが楽しみで日本酒をいただいているのですが、
久々に「飲んで酔いが覚めた」お酒がこいつです。

「想天坊」は、私の好きな銘柄の一つで自宅にある率も高いのですが、
お店を覗いた所、見慣れないラベルが。
限定品らしいのですが、お値段もお手頃価格。「火入れ」を謳っているところも憎いですね。
近くに生酒の得意なお店が有る関係で生酒も多くいただいておりますが、
実は「味」「バランス」と言う要素に関しては、きちんと火入れされたお酒のほうが
格が上だと感じています。これは、楽しみ。

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麗人 元旦朝しぼり 吟醸生原酒 [日本酒(甲信越)]

麗人元旦朝搾り.jpgさて、このお酒を造っている麗人酒造さんは、
諏訪湖の近く、国道20号沿いにある蔵元さんです。

諏訪湖へ車で行かれる際に見かけられた方も居るのでは無いでしょうか?

最初にこちらの蔵のお酒をいただいたのは、
やはり長野県の蓼科高原にに旅行した時だったと思います。
あまり期待せずにいただいた宿の夕食の時に取った冷酒が、
非常にバランスがよく美味しかった事を覚えています。

ところが、あまり東京では見かけず、残念に思っていたのですが、
よく行くお店で1月限定出荷の「元旦朝しぼり」が数本残っていました。
これは、願っても無いという事で迷わず購入しました。

この「元旦朝しぼり」は、その名のとうり、本来は、
元旦に合わせて仕込まれたお酒を元旦を迎えた零時より、
除夜の鐘を聞きながら搾るとという新年用のお酒です。
無濾過で槽口から出立てのお酒をそのまま瓶に詰めたものだそうです。

発売もしていますが、実際に大晦日の紅白が終わった頃に蔵元さんへ行くと
搾り立てをいただけるのだそうです。 いや、羨ましい。一度飲んでみたいですねぇ。

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Sogga pere et fils 「sturm」 微発泡純米吟醸生にごり [日本酒(甲信越)]

この時期ついつい手が伸びてしまう濁り酒。

酒屋の棚を覗いていたところ、うっかり目が合ってしまったのがコレ。

何度かいただいている小布施酒造さんがつくられる、
日本酒離れした日本酒の濁り酒。
秋あがり版の生は、 以前にもいただいて おりますので、
その発泡にごり版。
どんなお酒に成るのか興味津々で思わず購入しました。

相変わらずのワイン用と思われるすんなりしたボトル。
瓶の口留めは、意外や意外、王冠留めです。

慎重に開けてみるとかなりの発泡度。
下手に扱うと噴出してしまうかも。
一旦、ガスを抜いた後、逆さにして、しっかり濁りを混ぜてグラスへ。

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想天坊 純米にごり生酒 [日本酒(甲信越)]

冬限定で出荷される想天坊の「にごり生」。
「想天坊」の魅力は、最初の一口目のドライさと
口中で広がる豊かな香りと旨味だと思いますが、
この、「純米にごり生」は、その特徴を更に強調したような感じですね。

一応、火入れをしていない「にごり生」なので発泡性となっており
瓶も対発泡仕様になっていますが、発泡感はほとんどありません。

口に入れたときのドライさに濁りが複雑な風味を与え、
独特の香りと合わせて魅力的な広がりを見せます。
後味は、意外とさっぱり。
濁りは、引き際が重くなる場合も多いように思いますが、
この切れのよさは、気持ちが良いですね。

冬場は、何となく濁りなども飲みたくなる季節。
手軽でお勧めできる一本です。

想天坊 純米にごり生酒
原料米:新潟県産米  精米歩合:60%
アルコール度:15度以上16度未満  日本酒度:±0 酸度:1.4

製造元:河忠酒造株式会社(新潟県長岡市)
 HP:http://www.soutenbou.jp/

購入先:本川越PePe 酒販場(埼玉県川越市)


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中乗りさん 純米吟醸 限定品 [日本酒(甲信越)]

下呂、上高地の旅で買い込んできたお酒 その3。

妻籠宿の小さな酒屋さんの棚の奥に有ったお酒。
「限定品」と有ったので試しに買ってみました。

後で見てみたら、確かに一般品の「純米吟醸」とは、
データもラベルも違うようです。
酒米や酵母は、同じようなので造りが少し違うのでしょうか?

お味は、香りと旨みが乗って丁度今が飲み頃。
口に含むと、ややとろりとした印象を残して
豊かな米の旨みが口に広がります。
少し甘みを残しながらさらりと切れていく感じも良いですね。

味のふくらみがあるので川魚の塩焼きや塩味の焼き鳥げなどの
やや淡白なものに相性が良さそうです。

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