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南郡 純米吟醸 [日本酒(中国、四国)]

南郡.jpg四国の旅行で買ってきたお酒、その2。
愛媛県のお酒は、柔らかみのあるお酒が多く、
高知県のお酒は、どちらかというとくっきりした味わいのものが多い印象があります。
それなら、その中間は無いのか?と思っていたところ、
立ち寄り先の愛媛県の最南、南宇和郡あたりで、
道後の非常に多くのお酒を置いている酒屋さんでも見かけなかったお酒を
見かけたのでチョイスしてきました。
ちなみに、このお酒の名前「南郡(なんぐん)」も南宇和郡付近の通称のようです。

買ってきて調べてみましたら、蔵元の「小西酒造場」さんは、
文久3(1863)年創業の愛南町に古くからある老舗の造り酒のようです。
「○○酒造場」という名前の蔵元さんは、古くから蔵元さんであることが多いですが、
思ったより古い蔵元さんだったようです。
「南郡」は、小西酒造場さんの上級銘柄のようで他に「宮の井」「誠心」などの銘柄があるようです。
当主の目の行き届く範囲に生産量を抑える方針のようで
郡外に出回ることは、殆ど無いそうです。
「県外」でなく「郡外」なのにびっくり。かなりの少量生産なのでしょうね。

味は、なかなか面白い。
基本は、愛媛のお酒らしい上品な柔らかさがありますが、僅かに感じる木香が
後味を引き締めており、締まった表情を持ちます。
後味にほのかな甘みがあり、後を引きますね。
瓶を開けた直後よりも1日ぐらいたってからの方が香りの複雑さが良く出ます。
原酒などの後だと、味の強さに負けてしまうと思いますが、
一杯目あたりから、ゆるりといただくと飲み疲れしない良い感じのお酒だと思います。

追記:
燗のほうが香りが伸びてバランスがよいようです。
味の柔らかさも上手く活きて来ます。

南郡(なんぐん) 純米吟醸
精米歩合:55%
酸度:1.1  日本酒度:+3  アルコール度数:14~15度

製造元:合資会社 小西酒造場(愛媛県南宇和郡愛南町)


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