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早春の四国の旅(内子、四万十編) [旅行]

「早春の四国の旅(松山、道後温泉編)」 より続く。

P1090508.JPG道後温泉を出発したバスは、少し内陸へ入って内子へと立ち寄ります。
内子は、江戸、明治に栄えた豪商の町。
白壁や土蔵がのこる古い町並みが見られます。
また、木蝋を使用した和ろうそくの町としても有名ですね。
比較的朝早い時間のせいも有るかも知れませんが、
この町は、非常に雰囲気が良く歩いていても全くあきません。
町並みやあちらこちらにある土産物店、愛媛名産の柑橘を売る店や
軒先につるして売られている干し柿や唐辛子まで。なんだかすごく良い感じです。

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向かって左のみかんは、買ってバスの中でいただきましたが、小ぶりながら非常に甘くて美味しい。
みんなが買っているのでバスの中は、柑橘系の香りで一杯でした。
向かって右は、「はるか」という、みかんで、まだ愛媛県内でしか栽培されていないそうです。
日向夏から派生したものだそうで、見た目は、何やらレモンっぽくて酸っぱそう。(笑)
ところが、これが非常に甘い。「はちみつレモン」というドリンクがありますが、
ちょうど良く似た味わい。試食して非常に気に入ったので購入して来ました。

歩いていて非常に面白かったのが土蔵に飾りとして付けられた「鏝絵(こてえ)」です。
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P1090500.JPG漆喰で立体的に作られた、オブジェのようなものですが、
これが非常に精緻で、迫力があり見事。
恐らく往時には、職人さんがそれぞれ腕を競って作ったのでしょう。
見ていて全く飽きないものでした。
 
 
 
 
 
内子の町を離れてバスは、海岸沿いに四国の西側を回りこんで、
宇和島などを経由しつつ高知県へ向かいます。
ショートカットできれば早いのですが、四国は急な山が多いことも有って、
観光バスが通れるような道は多くないそうで廻りこむ形での移動しかできないのだそうです。

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写真向かって左は、今回の観光バスを運行している高知県交通さんのシンボル、土佐犬。なかなかかっこよい。
高知「県」交通という社名ですが、別に県の運営では無いそうです。
向かって右は、お昼がちょっと遅い時間になるということで腹持たせに買った「おから丸寿司」。
酢で軽くしめたおからに魚などを乗せて巻いたもので、単に「丸寿司」とも言うようです。
愛媛県の郷土料理だそうで、いただいた物は、魚はキビナゴですが、アジ等でも良いようです。
酸味が利いていて、おからの素朴な旨みが出ており、主食よりも酒の肴などに合いそうです。
なかなか面白いものをいただきました。

P1090526.JPG延々、走って、午後1時を回ったころ四万十川が見えて来ました。
説明するまでも無いですが四国で最も長い川で
「日本最後の清流」と言われる動植物の豊富さでも有名です。
今日のお昼は、こちらで川下りをしながら、お弁当です。
川の風景を眺めているとバスは、結構下流へ走っていきます。
アレ?沈下橋とか有名な景観は、もっと上流では?
ここで説明があり、川下りは、3つほど主なコースがあり、
今日のコースは、一番下流で漁などを見るコースとのこと。

う~む、時期が花などには早いので配慮したのかもしれませんが出来れば漁では無くて
四万十川の景観をじっくり見たかったですねぇ。菜の花が間に合うかどうかとか気にしていたのに。
四万十川が入っているツアーに参加される方は、「船下り」となっていても、
組まれているコースが自分の意図したものかを旅行会社に確認したほうが良いかもしれません。

まあ、今更、言っても始まりませんので、乗船。
幸い昨日と打って変わって天気が良くなかなか気持ちが良いです。
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四万十川は、下流ではゆったりと流れており非常に静かです。中央は、お昼のお弁当。まあ、普通かな?(笑)
向かって右の写真は、船からの投網漁です。残念ながら、見ている間には、魚は、採れませんでした。
P1090537.JPG左の写真は、木の枝を束ねたものを1日ほど沈めておいて、
そこに集まった蟹などを取る漁法。
手のひらより少し大きいサイズの蟹が2匹ほどとれ、船に投げてくれました。
ウナギの稚魚、のれそれを見たり、生を干しただけのアオノリを味見したりと
面白さは、ありましたが、やはり四万十の景観をじっくり見たかったですねぇ。

さて、バスは、四万十から高知市内を目指します。
ここでガイドさんから予定変更の提案が出ました。
本来の予定は、この後、桂浜ですが、時間が少し押していることも有り、
下手をすると暗くなってからの到着となり折角の景観が楽しめない可能性があるので、
3日目の最初の「土佐、龍馬であい博」の見学と入れ替えたいが、
高知の友人と待ち合わせをしているなど不都合のある人がいるかとのこと。
ここは、全員一致で、予定変更と相成りました。随分融通の利くツアーですねぇ。(笑)

P1090552.JPG高知駅横の「龍馬であい博」メイン会場に着いたのは、
ガイドさんの危惧どおり、暗くなってから。
こちらは、屋内の展示なので暗くても問題なし。
某国営テレビの大河ドラマ関係と坂本龍馬の生い立ちなどの展示がメインです。
さらっと見て、余った時間で横の物産館と駅の特産品売り場に向かい
あれこれ珍しいものを物色する一団が約一組。(笑)
いろいろ面白いものをゲットして来ました。

高知市内の宿泊場所は、龍馬も子供のころ泳いだと言う鏡川沿いの「リバーサイドホテル 松栄」さん。
高知の繁華街が近くて便利な立地ですが、建物や設備はかなり古い。
まあ、初日が良すぎたので、これは、これでOK。皿鉢料理の夕食をいただいて、
折角なので歩いて高知市内へ。自分の足で歩かないと旅と言う気がしないですからね。
路面電車が行き交う高知駅周辺は、飲み屋さんも多く、さすが酒豪の街。(笑)
実は、高知で流行っているという「鰹の塩タタキ」というのを食べてみたいと思っていたのですが、
一行は、私以外は御腹一杯とのこと。残念。まあ、時期じゃないのも事実ですし又の機会に。

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写真、向かって左は、「よさこい節」で名高い「はりまや橋」。
実は、この赤い欄干の「はりまや橋」は、実在しなかったものだそうです。(爆)
もともと小さな橋ですが、実際にかかっていたのは、現在も使われている大通りの御影石の「はりまや橋」と、
その橋を挟んで反対側にある明治期の鉄橋の「はりまや橋」。
江戸時代のものも鉄橋だったそうで、赤い欄干のものは「世間に流布しているイメージの再現」だそうです。
向かって右は、ライトアップされた高知城。
ちょうど、普通のカメラで追手門と天守閣が一枚に収まる位置にあり、非常に写真栄えするお城との事。
夜の静けさもあり、なかなか良い雰囲気でした。

四万十と高知市内は、いい場所なのに、今回、じっくり見れずちょっと心残り。
機会が有ったら、こちらだけをメインに是非、訪れてみたいです。

「早春の四国の旅(高知、祖谷編)」 に続く。
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でえ

内子はナカナカいい感じの町ですよね。
高知も大きな街ですが、ゆっくりした時間が流れているようでした。

祖谷は行った事ないので楽しみです。
レポートお待ちしています。(笑)
by でえ (2010-03-24 23:38) 

真秀

でえ様

四国は、全般に、確かに、時間の流れが緩やかなような感じを受けました。
気候のせいでしょうかね?
なんだか、まったりとしていて、忙しいバスツアーは、似合わないかもと思いました。

続き、時期柄、バタバタしておりますが、早めに書かなければと思っています。(笑)
by 真秀 (2010-03-26 12:53) 

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