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伊勢、熊野のツアー旅行 熊野本宮大社編 [旅行]

伊勢、熊野のツアー旅行 速玉大社編 より続く。

さて、「瀞峡めぐり」を終えてバスは、一路、熊野本宮大社へ。
なんと言っても熊野三社の内、もっとも格式の高い神社です。
今回の旅行のメインと言っても過言では有りません。

P1080165.JPGバスで何気なく外を見ていると、時折、何やら巨大な鳥居が見えます。
あれは、何だ?以前奈良に行った時に見た桜井の大神神社の鳥居みたいだけど。

ガイドさん:
「あちらに見えます大きな鳥居は、「大斎原(おおゆのはら)」と言い、
1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで熊野本宮大社の社殿の有った場所です。
社地は創建以来、熊野川の中州に有りましたが洪水で流され、現在の場所に移設されました。」

真秀:
「......(じゃ、本来の熊野本宮大社は、あそこって事??...いや、そっちの方が大事でしょうが。)」

ガイドさん:
「今回は、本宮大社のみの見学で、そちらへは、寄りません。」

真秀:
「......(一目で良いから見たいなぁ。)」

本宮大社の見学をパスしてそっちへ向かう手も有るかと思いましたが、幸い、「大斎原」は、それほど離れていない。
ツアー旅行ですから、他のお客さんに迷惑をかけて、ツアーを乱す気は、毛頭有りませんが、
上手く本宮大社の見学を切り上げられれば、お土産などの為の時間を利用して寄れそうです。


先ずは、「現」本宮大社の見学です。
熊野本宮大社 は、厳密には、創建が不明。伝説どうりならばBC33年頃。
日本でも有数の古さを誇る社の一つでしょう。
主祭神は、家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、別名:熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)、
熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと))といい、須佐之男命と同一視されますが、正体は、不明。
太陽神であるという説や、水神とする説、または木の神とする説などがあるようです。
個人的には、ヤタガラスの伝承を考慮すると天照大神がメインとなる以前の太陽神と言う説を採りたいところ。
ただ、わざわざ不安定な中州に社を造った理由が説明できませんね。

P1080167.JPGP1080172.JPG

明治に移設されたと言ってもさすがに伝統ある古社、鬱蒼とした森の中の階段を登り本殿へ。
「大斎原」に気持が行っているとは言っても、こちらも歴史有る場所。
きちんと拝観しなくては。

P1080175.JPGP1080177.JPG
P1080179.JPGP1080406.JPG

熊野の神様は、長屋みたいに沢山の神様が社を連ねる形式なので拝観の手順が難しい。
格式順で並んでいないのであっちを拝み、こっちを拝み、しないといけません。
1回、間違えて、もう1回やり直してしまいました。貴重な時間が....
さすがにこちらも歴史有るお社。形式は、流される前の社をきちんと踏襲しているのでしょうね。
きちんと2枚目の熊野牛王符も購入。
文字の意味は、速玉大社と同じ「熊野山宝印」のはずですが、随分感じが変わるものですね。

さて、見るべきものは、しっかり見て、買うべきものは、買って、急ぎ山を下ります。急げ急げ。
バスの駐車場まで到着。およその位置は把握済み。そちらへ行くと案内板が。「大斎原 徒歩5分」。
残り時間は、15分。よし、行ける!急げ、急げ!なるべく走って「大斎原」へ。

P1080186.JPG道を何度か曲がると、
田んぼの向こうに見えました、大鳥居の向こうに鬱蒼とした森が。
よしよし。余裕ですね。(笑)
とは言え、近く見えますが意外と距離が有るので急いで向かいます。

地形的には、確かに川に張り出した中州といった位置のようですね。
半島のような地形で意外と広い。
大鳥居自体は、近年世界遺産登録に伴い建立されたもののようです。
鳥居の真ん中にヤタガラスを象ったシンボルがあります。

P1080190.JPGP1080192.JPG

敷地全体は、広い広場のような公園のような場所になっていますが、各所に高さの違いや、
盛り土の部分があり過去の社殿の様子が何となく想像できるつくりです。

P1080193.JPGP1080194.JPG

奥に行くと月次祭用の祭壇(?)が有りました。
現在でも祭事の一部は、こちらの場所で行われているという事なのでしょうね。
これが見られただけでも満足ですね。いいものを見たわ。(笑)
急ぎ、バスまで戻ります。無事に、間に合いましたよ。

さて、今日の予定は、これでお終い。宿泊は、南紀勝浦温泉「ホテル浦島」。
古来から熊野詣の方々も汗を流したと言われる洞窟風呂、「忘帰洞」で有名なホテル。
半島に完全に孤立した建物になっていて船でホテルへ向かいます。

P1080202.JPGP1080220.JPG

ホテル内は、非常に広く、独立したお店等があり街のよう。
夜は、外へ出られないため、こういうつくりなのでしょうね。(儲かる構造だねぇ。(笑))
新館の山上館からの港の眺めも中々。
ただ、ちょっとホテル自体の造りや部屋は、古く、食事などもイマ三つ。
全部で6個ある温泉は、泉質も良く、楽しめる温泉も多いのですが、ちょっと残念。
こちらに泊まる時は、新館の山上館へのアップグレードなどを利用した方が良いと思います。
お風呂は、波しぶきが湯船まで飛んでくる「玄武洞」、港を一望できる「遥峰の湯」がお勧め。
代名詞の「忘帰洞」は、夜よりも朝方に景色を眺めながら入ることをお勧めします。
(と、言いつつしっかり全部のお風呂に入ってきましたが。(笑))

さて、明日は、最終日。那智の滝のある熊野那智大社へ。

伊勢、熊野のツアー旅行 熊野那智大社編 に続く。
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