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鍋島 徴古 甕貯蔵純米酒 [日本酒(九州、沖縄)]

鍋島徴古.jpg普段は、あまり古酒は、買わないのですが、
「甕貯蔵」という珍しさで購入した純米古酒。
タンクそのままや瓶ではなく、
お酒を甕に一度移し静かに熟成させたものだそうです。
甕貯蔵による遠赤外線効果で味の角がとれてまろやかに成るのだとか。
沖縄の泡盛なども、最近のタンク貯蔵では無く、
昔からの甕での熟成の方が本来のまろやかな味になると聞きますので、
メリットがあるのかもしれません。
焼酎の本場、九州の酒らしい手法かも知れませんね。

味の方は、なかなか面白い。
古酒らしい風味もしっかり有るのですが、それが突出せず、
スッキリした一面もあり全体に一体感があります。
どこか陽性の華やかさが有る風味で、
古酒と一般的な甘口の日本酒の中間、やや古酒寄りといった感じ。
古酒は、癖が強くてと感じる人には、試してみると面白いかもしれません。

飲み方は、個人的には、ロックがお勧め。深みのある風味を見せてくれます。
濃い味の日本酒が好きな方には、燗も魅力があると思います。
食後酒向きのお酒だと思いますが、癖のある珍味やチーズなどとの
マリッジを狙ってみるのも面白いと思います。

鍋島 徴古(ちょこ) 甕貯蔵純米酒
精米歩合:65%   アルコール分:15度以上16度未満
日本酒度:+3

製造元:富久千代酒造有限会社(佐賀県鹿島市)
購入先:酒の大桝雷門店(東京都台東区)
  HP:http://www.e-daimasu.com/bar/index.html
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コメント 4

蓮子猛

はぁぁぁ、なるほど~。
最近、日本酒の古酒に興味が出ているのですが、大変参考になりました。
ありがとうございました!
by 蓮子猛 (2009-08-02 22:49) 

真秀

蓮子猛様
はじめまして。コメント有難うございます。
何かのご参考に成ったようなら何よりでした。

ちなみに
「甕貯蔵の遠赤外線効果」は、あくまでも蔵元さんの売り文句ですので
あまり、納得しすぎないでくださいね。(笑)

焼酎の場合、甕とタンク等で熟成時の味が変わることは、
間違いないようなのですが、

その理由については、
遠赤外線を初めとして、

・甕のミネラルやカルシウムが溶け出す。
・アルコールや水を通さず空気だけを通す微細な穴「気孔」の効果。
 (ウイスキー樽熟成と同様の効果か?)
・密閉性が低いため適度に酸化するため。

など、いろいろ説が有るようで、定説は無いようです。
こんな時代に、まだまだ不思議が有るのですから、
お酒は、面白いですね。
by 真秀 (2009-08-03 20:39) 

でえ

「遠赤外線効果」
うーん、何でしょうねえ。(笑)
未だによく判らないです。(笑)

「マイナスイオン」みたいなモノでしょうかねえ?
いくつかの電器屋さんで「マイナスイオン・ドライヤー」について伺ってみましたが、明快な答はなかったです。(笑)

by でえ (2009-08-07 22:40) 

真秀

でえ様

「遠赤外線効果」は、確かに多分無いような気がします。
そんなに高温に成る訳でも無いですしね。

「マイナスイオン」は、聞くだけヤボって物でしょう。(笑)
逆にどういう根拠で仕組みや素材を選んでいるのか興味が有ります。

他に熟成系のオカルト?には、
「音楽を聞かせる」ってのも有りますね。
植物なんかは意味が有るかもと思うのですが、
熟成や発酵は....???
by 真秀 (2009-08-08 01:41) 

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