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LUSTAU ALMACENISTA MANZANILLA [ビール、チューハイ、他]

ルスタウマンザリーニャ.jpg「ルスタウ・アルマセニスタ・マンサニーリャ」と読むそうです。
とある本 で文豪ヘミングウエィの愛したシェリー酒が
「マンサニーリャ」で有ると知って一度飲みたいと思っていました。

「マンサニーリャ」というのは、サンルーカル・デ・バラメダという街の
近辺で造られるシェリーのタイプの事だそうです。
一般には、辛口でキリッとした味わい、シーフードなどに良く合うのだとか。

スペインに旅行した時に何度か現地のシーフードもいただきました。
お隣の国、ポルトガルの魚料理は、よく日本人好みの味だと言いますが、
スペインのシーフードもなかなか、日本人好みの印象。
ならば、このタイプのシェリーは、日本の食べ物にも合いそうな気がしますよね。

ところが 「マンサニーリャ」タイプってあまり置いてる店が多くないんですよ。
一般的な辛口の「フィノ」や甘口の「オロロソ」、
エドガー・アラン・ポーの小説の題名などで有名な
「アモンティリャード」なんかは割と見かけるんですけどね。

それならという事で、東京駅近くの「リカーズ ハセガワ」へ寄ったところ、
数種類扱われているのを見つけました。
ただ、私もシェリーは、良く知らないのでどの銘柄が良いのか判りません。
とりあえず、「エミリオ・ルスタウ」ぐらいなら私でも判る有名なシェリーの作り手です。
お値段は、一番高かったのですが、これで口に合わないならば、
好みの違いという事で、しょうがないなという事で思い切って購入してきました。

買ってから知ったのですが、(笑)
「エミリオ・ルスタウ」の銘柄の中でも「アルマセニスタ」シリーズは、別格なのだそうです。

「アルマセニスタ」という言葉には、「醸造家」と言った意味合いがあり、
小規模醸造所でシェリーを醸造し、ストックしている人々やそれに投資している人々を指すそうで、
現在は、僅か45人ほどしかいないそうです。

一般的な大手メーカー製や普及品のシェリー酒は、いろいろな醸造者の作ったものを
買い取りブレンドして造る、日本酒の「桶買い」のようなシステムで作られるそうなのですが、
この「アルマセニスタ」は、それぞれのアルマセニスタから契約した少量を譲り受け、
ごく軽い、ろ過のみで瓶詰めして販売している物だそうです。

造り手の特徴が出た日本酒の地酒やシングルモルトに近い感じのようですね。
ラベルに「1/80」という記載があるのですが、
これは、この権利者「ヌマエル・クエバス・フラード」さんの保有する80樽分のうち、
1樽分のみ譲り受けたと言う意味だそうです。
(シェリーは、ソレラシステムによる醸造なので最終段の完全熟成の樽数の意味合いです。)

味のほうですが、いそいそと開けて、飲んで驚きました。実に美味い。
華やかな香りでキリッとしながら輝くような印象の口当たり。
爽やかな風味が口の中にひろがり、後からフワッとした旨味が広がります。
ドライですが、「フィノ」や「アモンティリャード」よりも後口の旨味があり、きつく感じません。
飲んだ印象は、日本酒の良質の辛口の吟醸酒のイメージに近いですね。
なるほど、これは、確かに魚介類に合うでしょうね。

常温でも良いですが、軽く冷した位がベストのようです。
これからの夏の季節にもピッタリかもしれません。

今まで飲んだ中では、最高に美味いシェリー酒になりました。
ちなみに750mlで3500円程度。良い値段では有りますが、
シングルモルトやワインでは、もっと高いものがごろごろありますので、
一つのお酒の最高クラスがこの値段と言うのは、意外とお手頃のような気がします。

LUSTAU ALMACENISTA MANZANILLA
アルコール度数:17%

購入先:リカーズハセガワ北口店
  HP:http://www.hase-kita.com/
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