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韓国ソウル、どたばた旅行 キムチ作り編 [旅行]

「韓国ソウル、どたばた旅行 宋廟、インサドン編」 より続く。

さて、旅行も3日目。最終日は、空港からの帰国だけですので、
実質的には、今日が最後のお楽しみです。

3日目は、終日フリータイム。韓国旅行では、こういうスタイルが主流なのか知りませんが、
ホテルのロビーには、我々のツアー専用のデスクが用意され、
ガイドさんが交代で常駐し、お店の手配をしてくれたり、割引のクーポンをくれたりしています。
ホテルの自室でエステを受けたいなんていう手配もやってくれていたようです。
うちのメンバーは、オプショナルツアーを選んでちょっと郊外へ。

通勤ラッシュのソウル市内を抜けて1時間半ほど走ったバスは、豊味食品さんという会社へ。
こちらは、キムチや餅などを作っている会社なのですが、
P1060607.JPGここの女社長さんは、
韓国政府から何度も賞も貰っているキムチ名人で
女手一つで一代で、キムチ作りの腕でこの会社を作られたのだとか。
今日は、この方から直々にキムチ作りを教わります。
工場の外にずらりと並んだ甕。
これが、家庭などでキムチをつける甕だそうです。
韓国では、今でも各家庭でキムチをつけることが多いのだとか。

先ずは、社長さんの実演、流石の手さばきです。
P1060610.JPGP1060612.JPGP1060614.JPG
白菜と浸けダレ(?)を合わせたてのものを皆に味見させてくれましたが、
これだけで実にお酒が欲しくなるような美味さ。
白菜や大根の鮮度とタレに加えるアミの塩辛の汁やニンニクの分量、
隠し味のショウガの量が秘訣だそうです。
キムチは、同じ材料を使っても混ぜ方、白菜への馴染ませ方一つで味が変わるので
人によって違う味に成るそうです。面白いですね。

P1060608.JPG
一とうり教わった後は、用意された材料で皆で実践。
白菜の太い部分には、しっかりと、薄い部分には、軽く、
タレを挟み込むのですが、これがなかなか難しい。
あ、作っている最中の写真は、有りません。
自分も一生懸命、製作中ですので。あしからず。(笑)

出来あがったキムチは、真空パックにしてお土産にしてくれました。
P1060709.JPG写真が帰国した翌日に撮影した自分で作ったキムチですが、
パックがパンパンに膨れているのが判ると思います。
発酵が始ってガスが発生しているんですね。

これが曲者。キムチは水分が多いので、飛行機の搭乗時には、
ペットボトルの飲料などと同じ「液体」に分類されてしまい、
手荷物で機内の客室に持ち込めません。
トランク等に入れて貨物として預けなければいけないのですが、
貨物室は、与圧されていないので、飛行中の上空では、
気圧が非常に低くなります。
そこに、こんな発酵したキムチが入っていたら......
圧力で破裂してキムチ液爆弾の出来上がりです。(笑)
なので、お土産にキムチを持ち帰るときは、注意が必要とのことです。
なるべく帰国直前に、浸けたてのもので真空パックされたものを購入した方が良いとのこと。
念のためタオルなどで巻いておけば、万が一破裂しても完璧です。ご注意、ご注意。
帰国して食べたキムチは、日本のものよりも辛目ですが、香りが良く、いい味。
熟成してさらに味が乗ってくるのが楽しみです。

ちなみに、この女社長さん、若く見えるのですが、なんと56歳。
若さの秘訣は?と質問したら、キムチパックと言うのを教えてくれました。

生卵を用意して白身と黄身を分け、まず、よく泡立てた白身で洗顔します。
次に黄身にキムチの浸け汁を加え、よく混ぜ顔に塗ってパックに。
最初は、少しひりひりするのですが次第に納まり、染みが取れるのだそうです。
勇気のある方は、お試しを。(笑)

P1060619.JPGキムチ作りの後は、チョゴリマなどに着替えて撮影会。
女性の衣装は、ほとんどのものが女社長さんの私物なのだとか。
手づからそれぞれの人に衣装を選んでくれていました。

さて、楽しいキムチ作りを終えて一行は、お昼御飯へ。
昼食の場所は、ワールドカップのメインスタジアムの一つだった
サッカースタジアムの直ぐ前のお店。
P1060625.JPGP1060623.JPG

これも韓国名物、プルコギです。写真の鍋で煮えているのが、それです。
日本人の知っているもので一番近いのは、牛丼の具。牛丼の具との大きな違いは、
お肉を軽く煮る程度でいただくところ。味付けもややさっぱりですね。
これをサンチェやエゴマの葉で巻いて辛味噌を少し入れて食べたり、
直接、御飯に乗っけていただきます。
これが、すこぶる美味い!一行の人たちにも大人気。付け合せのキムチやおかずもまた、いい味。
韓国で食べた食事の中で一番、美味しい料理でした。


「韓国ソウル、どたばた旅行 水原華城編」 に続く。
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コメント 2

でえ

そーなんすよね~!
本場のキムチは味が深いんですよね~!
日本のスーパーとかで何回か買ったけど、美味いのに当たった事がないです。
つーか、駅前の韓国焼肉で出てくるキムチが、単にカラいだけってのはどーにも悲しひ・・・

キムチをデパートで買って持ち帰りましたが、最後の最後でパックから染み出して、電車中の人がキョロキョロしだして・・・(泣)
タオルで巻いても、スーツケースに臭いはつきますよん。(笑)

---

プルコギは美味いですよね~。
私が旅行した時、初日の夕食がこれでした。
by でえ (2009-02-21 08:13) 

真秀

でえ様

確かに、キムチは味が違う感じがします。
日本でも大久保とか上野とか韓国の方々の多い場所で買うと
また、味が違うんですかねぇ?

>最後の最後でパックから染み出して

ご愁傷様でございました。(笑)
あの匂いは、一発で判りますからねえ。
タオルでも巻いても間違いなく匂いは、移りますね。
ただ、「電子機器のキムチ漬け」とか「洋服のキムチ染め」は
かなり防げるかと。(笑)

プルコギってあんまり、日本で見かける韓国料理としては、
あまりメジャーでない気がしますが、どうしてどうして、
美味しく、日本人好みの味ですね。
by 真秀 (2009-02-22 00:49) 

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