竹鶴 「秘傳」 純米清酒

久々に「お酒ってのは、面白いな」と思ったお酒。
実は、買ったのは、結構前なんですよ。

ところが、飲んでみたところ、どうも口に合わない。（笑）
色は、かなり濃い色付き。
冷でいただいたのですが、旨み、酸味、甘み、共に非常に濃厚。
なのですが．．．．濃すぎる、濃厚で重過ぎる。
今年の醸造の筈なのにまるで古酒を飲んでるような飲み口。
完全に諦めておりました。

ところが昨今の寒くなったみぎり。
なんとは無しに燗をつけてみたところビックリ。
味のまろやかさ、酸の切れ味が出て抜群の飲み心地。
いや、この化け方にはビックリしました。修行が足りませんでした。（笑）
あくまでも個人的な意見ですが、このお酒は、「燗で飲むべし」です。

さて、この竹鶴の蔵元の竹鶴酒造さん。ラベルにも記載があります。
「ニッカウヰスキー創業者　竹鶴 政孝の生家」

ご存知の方も多いと思いますが、竹鶴 政孝（たけつる まさたか）氏は、
『日本のウイスキーの父』とも呼ばれる方。
1923年、現在のサントリー、洋酒製造販売業者寿屋が本格ウイスキーの国内製造を始める際に
社長の鳥井信治氏に請われて山崎工場の初代工場長を勤めた後、
1934年に独立しニッカウイスキーを興したかたです。
ニッカウイスキーには、現在も「竹鶴」というブランドがあり、
このお酒がサントリー系の二毛作スタイルのカフェバー「ＰＲＯＮＴ」などでも飲めるのは、
こういった経緯によるもののようです。
竹鶴というお酒は、日本酒とウイスキーをつなぐお酒でも有るんですね。

ただし、竹鶴 政孝氏自体は、竹鶴酒造さんの家系では、分家に当たるのだそうです。
たまたま、お母様が本家に来ていた時に生まれたので「生家」なのは、間違いないそうですが、
竹鶴酒造さんの直系の方では無いそうです。
確かに直系ならば蔵の跡を継いで、洋酒の道には入らなそうですものね。


竹鶴　「秘傳」（ひでん）　純米清酒
使用米：八反錦　65％　　酵母：協会601号
アルコール分：15.8％　　日本酒度：+9.5　　酸度：1.4

製造元：竹鶴酒造株式会社（広島県竹原市）
購入先：アンテナショップ広島ゆめてらす（東京都新宿区）
　　ＨＰ：http://www.pref.hiroshima.lg.jp/tokyo/　

タグ：竹鶴 秘傳

コメント 2

濃いの好きです。（笑）
どこかで竹鶴酒造さんの別銘柄を飲んだ記憶がありますが、濃いめでした。（笑）

そう言えばマルスウイスキー（本坊酒造）も、Ｎ社・Ｓ社と同じ遺伝子を持っていますね。
by でえ (2008-11-13 16:12) 

でえ様

確かに飲んでいて、でえ様好みのお酒でないかなぁ？と
思いましたです。

＞マルスウイスキー

名前は、知っていましたが。いまだ未飲です。
．．．．（検索中）．．．．なるほど、そういう事ですか。
これは、知りませんでした。

さがして、是非とも飲んでみたくなりました。
by 真秀 (2008-11-14 01:01)