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土家@東村山 [蕎麦]

何やらイマイチの天気の中、
ふと思い立って東村山に8月に出来た「土家」さんへ。
開店から3ヶ月、もうそろそろ、お店も安定した頃でしょう。

東村山からふらふら歩くと小さな川の橋の先に
一見場違いな佇まいのお店が。
古い民家を改装したもののようですね。
傘を置き引き戸を開けると中は、落ち着いた灯りの下の
かなり広い空間。

若い花番さんにカウンターに案内される、
先客は、カウンターにご夫婦らしいお二方と
奥に何かの集まりらしい5人ほどの団体さん。

厨房には、若いご主人がテキパキと調理中。
花番さんとご夫婦かな?

お酒、蕎麦、肴とも品は、まだそれほど多くない様子。
蕎麦懐石も予約で受けるようで、
奥の団体さんは、そちらのようですね。

先ずは、お酒は、「滝自慢 純米」。
肴は、「蕎麦豆腐」、お蕎麦は、「荒引田舎そば」を
後からいただく事を柔らかい対応のご主人に告げる。

土器を思わせるどっしりしたお猪口で出された「滝自慢」、
さらりとして居ながら香り良し。
薄いベージュの塗り壁、濃い茶色の柱やカウンター、
高い天井、居心地の良い雰囲気を味わいながら
のんびりいただく。
時々、厨房から柚子が香るのも良いですね。
カウンターの特権ですね。

どうぞと出された、突き出しは「小松菜のおひたし」。
一口いただいて、ビックリ。
茹で具合も良いが張られている出汁のピンとした
隙の無い香り立ちが見事。これは....出来るな。(笑)

しばし待って出てきた蕎麦豆腐に驚嘆。
スムースで香り立つ蕎麦豆腐にウニを乗せ、
荒く叩いた山芋を少量載せた後、
海苔を主体とした餡をかけまわし、
ミニ大根と山葵で彩り加えてある一品。
まるで料亭の先付けですね。
味は、旨味の塊。海苔主体の餡がなんとも花巻き風味で
実に味わい深い。これは、最高の肴ですね。

「これもどうぞ」とサービスで出していただいた
出汁巻きもスッキリした美味さ。

さて、締めのお蕎麦を。
土焼きの片口で供される汁に薬味は、葱と山葵。
皿で出された蕎麦は、「田舎」という名でイメージするほど
太くなく細打ちの黒々とした荒挽き。
蕎麦だけいただくと荒挽きにありがちなつながりの悪さは無く、
穀物香のしっかりした風味と腰の良い蕎麦。
荒挽きは、あまり好きでは無いのですが、これは良いですね。
鰹と昆布で採ったと思われる汁は、香り高くまろやか。
蕎麦との相性も良い。
あっという間にいただいてしまいました。

蕎麦湯は、別製の濃厚なもの。
汁に入れると汁の良さが際立ちます。
堪能させていただきました。

最後に出していただいたお茶も非常に上質なもの。
細かく心を砕かれた非常に良い品々を楽しませていただきました。

温蕎麦の「釜あげそば」も興味津々。
意外なところに良いお店が現れたものです。
次は、夜に訪れてみたいお店ですね。
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