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南九州の旅 高千穂、阿蘇編 [旅行]

AP1040321.JPG 「日南海岸編」 より続く。

さて、とうとう最終日。
折角なので、少し早めに起きてホテルの前のプライベートビーチで、海から登る日の出を見ることに。

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日向灘から昇る朝日は、なかなか綺麗な光景です。
最終日も何とか天気に恵まれそうですね。

乗り込んだバスは、海沿いを北上し宮崎市内を抜け、
昨年とうとう閉館したという宮崎シーガイアなどを横目で見つつ、
高千穂方面へ。

高千穂方面には、以前は、高千穂鉄道でも行くことが出来、
渓谷沿いを走る絶景や鉄道橋からの景色などが人気だったようなのですが
2005年9月6日の台風14号による増水で全線に酷い被害を受け、
従来より収入を観光に頼ったギリギリの状態だったため、復旧は無理と判断され、
現在は、バスでのルートしかないそうです。
(高千穂鉄道自体は、地元資本化により復活を目指しているそうです。)

AP1040283.JPG切り立った山道を
渓谷の景色などを眺めながら登っていくと
高千穂町へ。
こちらは、焼酎の名産地でもあり、
いくつもの蔵元さんが点在しています。

初めて訪れた高千穂峡は、水の色にビックリ。
渓谷としては意外と狭い場所なのですが、岩の割れ目のような所を水が流れているので
極端に深さが深いのでしょう。水が見事なエメラルド色です。
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この渓谷もやはり2005年の台風で酷い被害を受けたそうで、遊歩道脇の柵等も
まだ、一部流されたままの場所があるそうです。高千穂渓谷自体は、意外と範囲の狭い渓谷です。
鬼八の力石などを眺めつつ、しばらく行くと川幅が広がり素晴らしい風景が。
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有名な「真名井の滝」ですね。
水のしぶきと光と水の色が織り成す風景は、非常に美しいです。
時間があれば、是非こちらのボートに乗ってみることをお勧めします。
AP1040327.JPGお昼御飯は、こちらの滝近くのお店で「神楽御膳」。
地元の昔の神楽舞の時の
もてなし料理を再現したという品は、素朴なもの。
ちょっと物足りないかなぁ。(笑)
しかし、宮崎県に入ってから面白いのが、
何処を覗いても某知事のイラスト一色な事。
同行の方の中には、あまりに多すぎて
「知事の絵の書いてあるものは、絶対買わない!」と仰る人も。(笑)

さて、バスは、宮崎県を離れて最後の目的地阿蘇山へ。
午前中は、火山ガスが出ていて登山規制が出ていたようです。
こちらは、非常に規制が厳しく5回ほど来ても入山できないうんの悪い人も居るとか。
私は、2回目なのですが、幸い前回も火口まで登ることができました。
今回も阿蘇山に近づくに連れて規制解除の連絡が入りました。幸運でした。

ロープーウェイで登っていくと上の方は、まだ雪が残っており、非常に寒いです。
火山性の硫黄っぽい匂いがします。
僅かですがガスも流れているようで、喉が刺激され少し咳が出ます。
火山口だという事を実感させる退避壕の先に噴煙をたなびかせる火口が。
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こちらは、幾つかある火口の中の中岳の火口だそうです。
中央には、水が溜まっており高温の温泉になってます。
鉱物質の性でしょうか?独特のブルーグレーの色合いですね。
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切り立った斜面は、高所恐怖症の気のある私には、ちょっと辛いです。
残っている雪で地形が強調されている性もありますが、非常にダイナミックで
現実離れした見ごたえのある風景です。ついついじっくり見とれてしまいます。

AP1040390.JPG山頂から降りて草千里で一休み。
と、言ってもこの季節は、名残雪でちょっと珍しい(?)「雪千里」。
こちらも火口後にできた広い草原だそうです。
雪が溶け切った更に標高の低い場所では、
生えた草を一旦焼く名物の野焼きが既に行われており
草千里もこの後2週間ぐらいまでの内には、
草を焼かれ真っ黒な姿になるのだとか。
阿蘇全山が一旦黒く焼かれるとこの山も春になるそうです。
ここを最後に九州ともお別れ。一路「普段の生活」の待つ東京へ戻らなくては。



休みの都合で3月初めという、ちょっと微妙な時期の旅行になってしまいましたが、
丁度、柑橘類の盛りの最後という事で木で熟した採りたての柑橘類を楽しめたのは、
意外な収穫でした。
気候もよく、風景や色々な食べ物、温泉に恵まれた南九州は、かなり魅力的な場所。
見たいところ、食べてみたいもの、呑んでみたい物(笑)がまだまだありますので、
また、今度じっくり訪れてみたい場所です。
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