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Georgia Moon Corn Whiskey [ウイスキー]

実は、このウイスキーをここで取上げるのは、
ちょっと迷ってました。

このウイスキーは、コミック「BAR レモンハート」などで
「へそ曲りの酒」等と取上げられた事も有って、
コレが好きな人は、「へそ曲り」というイメージが
妙に強いようなんですよね。
まあ、美味いお酒なのは、間違い無いのでね。

さて、このお酒、「ジョージア」と名前が有りますが、
ケンタッキー州産のコーンウイスキーです。

瓶が変でしょう?
普通、お酒は、広口瓶には、入れませんわね。
まるでハチミツでも入ってそうな瓶ですよね。

もう一つ変なのは、ラベルの表記です。
普通は、銘柄の下に「12 years」とか熟成年数を誇る訳ですよ。普通はね。

こいつのラベルに曰く
「Less than 30days old」(熟成期間 30日未満)
.........短いのを威張って、どーするのよ!  やっぱ、へそ曲りですねぇ。(笑)

さて、このお酒、実は、非常に美味しいお酒。
確かに熟成していない事により熟成感はほとんど無いんですが、
その分、やや甘口目に仕立てられており、
コーンウイスキーやバーボン独特の「熱さ」「熱っぽさ」のニュアンスが秀逸。
僅かにバニラっぽさを感じさせる特有の滑らかさのある香りも有って、
飲み憎さを感じさせない良いお酒に仕上がっています。

飲み方は、やはりロックがお勧め。
氷を溶かしながら、ゆっくり味わうと、独特の旨味がダイレクトに伝わって来て楽しめます。

その造りゆえ、敬遠する人もいるらしいのですが、ちょっと見方を変えて
「アメリカ産 とうもろこし焼酎」と考えれば、決して奇をてらっただけのお酒では無いことは、
お判りいただけるのでは、無いかと思います。
私も偶に無性に飲みたくなって買ってしまいます。
あまり馴染みが無いタイプのお酒だと思いますがお勧めの一つです。

ちなみに、「Shine On」の表記があるものと無い物があり、
無い方は、度数がやや高い(86proof(43度))ようなのですが、
正直、違いが良く判りません。
詳しい方いらっしゃいましたら、是非教えてください。

Shine On Georgia Moon Corn Whiskey
(シャイン オン  ジョージア・ムーン コーンウイスキー)
アルコール度数:80proof(40%)

製造元: The Johnson Distilling Co.(アメリカ ケンタッキー州)
購入元:かめや 吉祥寺店(東京都 武蔵野市)


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たろママ

見た目でひかれちゃいました。
すっごくかわいいですね。

ケンタッキードライ
(昨夜も堪能させていただきました・・・)
に引き続きで申し訳ないのですが、
またの機会に入手されたら、こちらも私の分もお願いしていいでしょうか??
(重いのに、ごめんなさい)
by たろママ (2007-12-16 09:33) 

真秀

たろママ様

あら?「へそ曲り」派が一人増えてしまった。(笑)

ボトル、かわいいですかねぇ?
確かに個性的なのは、間違いないですが。

なにわともあれ、入手の件、了解です。
見かけたら確保しておきます。
ボトルの重さは、別にどうってことないですよ。(笑)
by 真秀 (2007-12-16 11:32) 

へそ曲がりの もお半分

 へそ曲がりのもお半分です。
 熟成期間30日未満ですか。マーロウの小説で「最低四ヶ月の熟成を保障する」といふ一文を見たことはあったけど(たぶん『金魚』)、30日ですか、、、、、、、
 ほんと、とうもろこし焼酎です。扱ひは、ひょっとしてスピリッツだったりして、、、、、、
 お値段もさほど高くないやうなので見つけたら試してみますね。
 
 >Shine On Georgia Moon Corn Whiskey

 ビル・モンローの歌に似てるのも楽しいし、あたしはかういふのに惹かれますの。古いので知らない方ばかりでせうけど。

 Blue moon of Kentucky, keep on shining.

と歌ひはじめるのです。
 買ったらこれらのカントリー聞ひて呑んでみます。

 今呑んでるのは一昨日訪ねてきた方が残していった「いいちこ」です。

 あたしの知り合ひには、へそ曲がり が少なくてねぇ。
by へそ曲がりの もお半分 (2007-12-19 00:46) 

真秀

もお半分様

>扱ひは、ひょっとしてスピリッツだったりして、、、

一応、裏の輸入ラベルを見た限りでは、
ギリギリ「ウイスキー」のカテゴリーのようです。
置いてるお店には、結構有ると思いますので、興味が有りましたら是非に。

>Blue moon of Kentucky, keep on shining.

不勉強で存じ上げませんでしたが、良い歌いだしですね。
英語の慣用句に「Once in a blue moon」(極めて貴重な時、珍しいこと。)という
慣用句がありますが、それを意識した、
「非常に稀なる美しい月の光り輝く時」といったニュアンスでしょうか。
日本の曲にも「月がとっても青いから~」というのがありますが、
ちょっとニュアンスが違う感じですね。(笑)

「歌は、いいねぇ。」...とか言うと極めてごく一部の層に(笑)誤解を招きますが、
最近ちょっと個人的に興味が音に回帰してます。

ちょっと真空管アンプを買おうかどうか思案中だったりします。
by 真秀 (2007-12-19 23:00) 

反省するも~半分  ブログネタから離れてしまふことに

 この「青い月」は心象風景なんです、たぶん。
 真秀さん、こんな二次大戦中に出た曲知らない人ばかりですって。カントリー・ウェスタン聴くならともかくとして、不勉強、またまたご謙遜を。

 意味合ひをお知りになりたいやうですので歌詞を以下に、

Blue moon of Kentucky, keep on shining
Shine on the one that's gone and left me blue
Blue moon of Kentucky, keep on shining
Shine on the one that's gone and left me blue
It was on one moonlight night
Stars shining bright
Whisper on high
Love said goodbye
Blue moon of Kentucky keep on shining
Shine on the one that's gone and left me blue

I said blue moon of Kentucky, keep on a-shinin'
Shine on the one that's gone and left me blue
Blue moon of Kentucky, keep on a-shinin'
Shine on the one that's gone and left me blue

 和訳がないかと検索したのですが、見つかりませんでした。
 では、グーグルで翻訳させてみると、これがまた、意味不明の首を傾げるモノでして。

 適当にあらすじを述べてみませう。
 (以下 我訳  あくまで我訳ですので 翻訳できるかたお願ひします)

 ケンタッキーのとある草原に男女の姿が星の瞬く月夜に照らし出されてゐる。
 女の云ひ分に、しばらく男は黙ってゐたが頷くしかなかった。
 「あなたとはもう会はないは、さよなら」
 さう云ひ残し女は去ってゆく。

 どこにでもある別れの一場面。

 やり直せないのか。おしまいなのか。
男の未練の気持ちは満月に影を伸ばしながら遠ざかってゆく女の後姿を目で追うばかりだった。

 もうなにもできない、してやれない。
 できるのは月の光に浮かび去ってゆく彼女を見送ることだけ。

 男は独りつぶやく、
blue moon of Kentucky, keep on a-shinin'
Shine on the one that's gone and left me blue
Blue moon of Kentucky, keep on a-shinin'
Shine on the one that's gone and left me blue
(ここ訳すとつまらないものになってしまふからそのまま  oneは彼女と訳すとつじつまが合ひます)


 振られてブルーな男の気持ちに月の色もさう見へたと掛けてゐるお話です。
 しかし、この男、ずいぶん冷静だ。或いは、夢想家なのかしら。見送るのは判るけど、こんな科白こんなとき頭に浮かばないぜ。

 だから、振られたのかも。

 歌ですからねえ。

 しっかし、なんでかう判れただの、振られただのって歌(トーチソング)ばかりなんでしょ。聞いてるとジメジメしてきて、あ~人にグチグチ云ふんぢゃねえ!とストップボタンを押すのはわたしだけ?

  >「歌は、いいねぇ。」...

 それはカクヘンのプレミアですよ!あたしは見たことなかった(なんの話だ?)。

 いや、真空管アンプですか。是非購入して音を聴かせてくださいっ!その折には56年に録音されたフィルハーモニアオーケストラを率いたカラヤンの第九のCDを持参しますから(第九はこれしか持ってませんの、すいません)。

 一番好きなカントリーウェスタンは、フランキー・レインのがなりあげる「ローハイド」のもう半分

 
 ブログネタから離れてしまふことに自省する も~半分 ごめんなさい
by 反省するも~半分  ブログネタから離れてしまふことに (2007-12-21 01:10) 

真秀

も~半分様、詳しい説明ありがとうございます。

>この男、ずいぶん冷静だ。

冷静と言うよりも、かなり後日の「回想」または、「追想」のような気がしますねぇ。
「keep on shining」の部分も
「今日もあの日と同じように輝き続けている。
(あの恋は、あの時で終わってしまったのに)」
というニュアンスも有るような...

歌詞を見ていて「shinin'」と言うような表現が
昔の中学生英語では理解できず、困ったのを思い出しました。

>>「歌は、いいねぇ。」...
>それはカクヘンのプレミアですよ!あたしは見たことなかった(なんの話だ?)。

ああ、私は「そちら」をやらないのでピンときませんでしたが、
今は、「そちら」が意外とメジャーなようなので判る人も多いのですか。
イカン、イカン。使い方に気をつけねば。(笑)

>真空管アンプ

ちょっとまだ思案中です。
昔、遊びでオーディオが買えなった頃の憧れも有るので
欲しいと思いつつ、最近聞く機会も減っているので。
まあ、あまり高いものは買わないと思います。
今のアンプは、プリとメインが切り離せるタイプなので、
真空管アンプ単体で使ったりメインとして使ったり
遊べそうなのですが、置き場所とかいろいろねぇ。
by 真秀 (2007-12-23 11:29) 

もう呑めません でも 半分だけなら

 >冷静と言うよりも、かなり後日の「回想」または、「追想」のような気がしますねぇ。
 

 ええ、あたしもさう感じるのですが、しかし、

"I said"

で続いて述べてるので悩んだ挙句、これでいかうかなと。

 そこが翻訳のできるかたにゆだねたところでもあります。


 難しいのですよね、詩は。


 
by もう呑めません でも 半分だけなら (2007-12-24 01:04) 

Georgia moon

真秀 さん>
はじめまして。憶測ですが、書かれてる詩のニュアンスに加えて”Moonshine"が名前の由来だと思います。

Moonshineとはアメリカで禁酒法があった時代にラベルも無いボトルに入ってる酒の事です。KentuckyやGeorgiaのようなSouthern Statesでは密造酒が頻繁に出回っていてブルースの歌詞にもよく出てきます。ロバートジョンソンもMoonshineに毒を盛られて死んだらしいです。多分その雰囲気を狙ってわざわざジャーに入れてるんだと思います。随分出しゃばりました、間違ってたらすいません。

個人的には注ぐときにこぼれる事があるので普通のボトルにして欲しいなと思いました。
by Georgia moon (2012-01-14 15:36) 

真秀

Georgia moon様

ありがとうございます。

なるほど、密造酒に対して「Moonshine」という隠語(スラング?)が有るのですか。
「禁酒法の時代という闇の中で輝く月の光=希望の光」と言ったニュアンスかも知れませんね。
86proofは、バーボンの標準仕様ですから、
「Shine On」の記載のある、80proof品が
本来の密造酒時代の姿なのでこのネーミングなのかもしれませんね。

確かにこのボトル、こぼれるんですよね。(笑)
ただ、口が広くサイズが手頃で再利用がしやすくて、
私は、このボトルで自家製ジンジャーエールを作ったり、
ピクルスを漬けたりしました。
by 真秀 (2012-01-14 22:51) 

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