SSブログ

伊勢、熊野のツアー旅行 熊野那智大社編 [旅行]

伊勢、熊野のツアー旅行 熊野本宮大社編 より続く。

P1080222.JPGさて、旅行も最終日。
お腹だけは一杯になる(笑)朝食を食べて、目指すは、那智の滝方面。
しかしながら、不安が一つ.。今日は、お天気が今ひとつ。
何とか、一日持ってくれれば良いのですが。
ちょっと雲行きが怪しいですね。

P1080224.JPG最初の目的地は、大門坂。
熊野古道の中でも往時の雰囲気を良く残している場所の一つだそうです。
ここを少しだけ(笑)、今回は歩きます。
ちなみに、熊野古道というのは、一つの道や場所では無くて、
各地方から熊野へ向かう巡礼の道の総称です。
他の巡礼の道よりも熊野古道が長年栄えた背景としては、
熊野の神人の活躍もさることながら、一種のエンターテイメント性が有ったそうです。
例えば海の無い京都方面からの巡礼の道は、上手く尾根筋を選んで、
海を眺めながら歩けるようにしたりといった配慮を行って、
一生に何度も無い旅が「楽しめる」巡礼道を作って行ったのだそうです。
この辺は、同じ世界遺産であるキリスト教の聖地の一つサンチャゴ・デ・コンポステラへの
巡礼の道「カミーノ」と同じようなバックグランドで外国の方にも理解しやすそうですね。
熊野古道が、世界遺産に比較的早く登録された理由の一つは、この外国の方から見た「理解のしやすさ」も
要因の一つだったのは無いかと個人的には、思っています。

バスを降りると、かなり激しく雨が降りはじめてしまいました。
雨具は、持っていますが、これはなかなか辛い。その分、雰囲気は、なかなか良いのですけどね。
P1080243.JPGP1080319.JPG
さすがに周囲の木々の太さや雰囲気は、古い歴史を持つ道ならでは。
短い時間ですが、なかなか貴重な経験でした。
ただ、雨の激しさには参りました。リュックに入れていた文庫本が完全に濡れて崩れてしまい
エライ目に合いました。服もびしょ濡れです。


熊野古道の途中からバスへ戻って、向かうのは、名高い「那智の滝」。
日本三大名瀑の一つでもありますし、那智大社は、この滝を神様とする自然崇拝から興ったものだとか。
P1080288.JPGP1080286.JPGP1080284.JPG
木々に囲まれた参道を降りていくと祈り場が。
ここからの眺めも良いのですが、初穂料を払うと更に滝に近い祈り場まで行く事が出来ます。
せっかくなのでそちらへ。山道をしばし登ると滝の手前に。
P1080263.JPGP1080273.JPG
雨で水量が増えている性もあると思いますが、非常に見事で迫力のある滝。
いや、これは、拝んでしまう理由も判りますね。
P1080254.JPGP1080283.JPG祈り場周辺も非常に雰囲気のある場所。
ここは、機会が有りましたら、是非、
一度訪れて欲しい場所です。
ちなみに、こちらのお社でも熊野牛王符を
売ってました。
ここで買われた方が居たので、後で、
那智大社で買った物と比べてみましたが
全く同じものでした。
那智の滝は、那智大社の域内、
という事なのでしょうね。

さて、那智の滝を出る頃から
急に雨がやんできました。
一番、大変なときに雨になるとは。一行に誰か、日頃の行いの悪い人が居たのかしら?(笑)

再びバスに乗って5分ほどで那智大社へ。
P1080291.JPGP1080311.JPGP1080303.JPG
バスを降りて、長い参道を上がると那智大社です。御祭神は、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。
P1080296.JPGP1080405.JPG西国三十三箇所の第一札所の青岸渡寺と
域を接して建っています。
朱色の社殿が美しいお社ですが、
先ほどの雨の中の那智の大滝の
雰囲気を見てしまうと
ちょっと、普通のお社と言う感じ。
こちらからも那智の滝が見えます。

こちらで最後の熊野牛王符を入手しました。
文字は、ここだけが他と違って、「那智瀧宝印」と書かれているそうです。
那智の滝をもともとの御神体とするという事もあり、
速玉大社、本宮大社の2社とは、位置づけが違うのですかね?
なかなか興味深いです。

こちらで少し時間が有ったので、古道の途中に有った地図で気に成っていた場所へ行ってみることに。
P1080318.JPG駐車場近くの熊野古道を少し下ると何やら板状の石が。
何の変哲も無い石に見えますが、これは、「旧跡 晴明橋の石材」。
陰陽師 阿部(安倍)晴明がこの地に庵を結んでいた折、
その地に有った橋の敷き石だそうです。
昔は、長さ三間、幅九尺、疑宝珠付きの立派な橋で有ったとか。
今は、正直、見る影も有りませんが。(笑)
熊野は、修験道などの地でもありますのでそういう伝説が有るのでしょうね。

那智大社を出ると旅もそろそろ終わり。海岸線へ出て伊勢方面へ向かいます。
最後の立ち寄り地が「鬼ヶ城」。名勝天然記念物で、昔は、その地形を海賊が利用していたという話も有るそうです。
正直、あまり期待していなかったのですが、訪れてビックリ。
P1080350.JPGP1080361.JPGP1080368.JPG
波の侵食による地形だと思いますが、驚くほどの険しさと奇景。
数キロに渡って続いており少し前までは、1周出来たそうなのですが、
現在は、危険なので途中までしか行かれなくなっているそうです。
これ、あまり知られていませんが、北陸の東尋坊とかに匹敵する場所だと思いますよ。

さて、ここを最後にバスは、豊橋駅へ。
なのですが、途中で立ち寄った道の駅「まんぼう」で面白いものに出会ったのでご紹介。
P1080379.JPGP1080382.JPGP1080380.JPG
P1080381.JPG名前の通り、ここの名物は「まんぼうの串焼き」。(笑)
写真上の右端がそれです。
私も刺身や唐揚げ、煮付けは食べた事がありますが、串焼きは初めて。
癖が無く、貝と鳥肉の中間のような感じの味ですね。
写真の紙に何やら染みていますが、水分が多い魚のせいか、
しばらくたつとかなり汁が出てきます。早めに食べてしまいましょう。
ちなみに今年は、マンボウが不漁で串焼きの販売は、
この日が今年初めてだったとか。なかなかラッキーでした。
もう1枚の写真の串焼きは、同じく名物の「鯨の串焼き」。
焼き加減は、鮮度が良いのでレアでも可とのことでしたのでレアでお願いしました。
こちらも美味しかったですよ。


熊野は、初めてでしたが、色々初めてのものに出会えた面白い旅でした。
何となく知識は、有るのですが、奈良、京都、伊勢などと違ってメジャーじゃないせいか、
「あ、そう言えば」という感じで思い出すものが多かったです。
熊野古道は今回、一舐めのお試しという感じでしたが、
また、機会があったら、是非じっくり廻ってみたいですね。面白いものに出会えそうです。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。