おそれ入谷の朝顔市

江戸の町の風物詩の一つ。
入谷の鬼子母神で毎年行われる朝顔市。
例年ですと7月の６、７、８日あたりに行われるのですが、
今年は、洞爺湖サミットの影響で警備に人が裂けないとかで、
18、19、20日の3日間で行われました。

一度、覗いてみたいと思っていたので、
中日の19日に伺って来ました。

地下鉄日比谷線の駅をでると既にかなりの人出。
先ずは、敬意を表して鬼子母神さんにお参りです。

鬼子母神さんの寺内では、名物の朝顔守が売られています。
朝顔守は、お守りに朝顔を象った紙の造花が付いたもの。
買う時に必ず火打石で清めてくれるのも江戸っぽくてよいですね。
折角なので1個購入しました。

鬼子母神前の道は、車が止められ、
鬼子母神側の歩道周辺に店がずらりと並んで朝顔市が開かれ、
反対側の歩道の所には、祭り屋台がずらりと並んで、人が思い思いに冷やかしています。


先ずは、朝顔の店をぶらぶらと眺める事に。
午後2時過ぎなので朝顔は、もう萎んでしまっているものが多いですが、
売り子さんが暑さに負けず威勢よく声をかけ活気がありますね。


一鉢、2000円～5000円位のものが多いようです。
今年は、オーシャンブルーという
やや淡い青色が人気なのだとか。

結構飛ぶように売れています。
宅急便屋さんが並んで控えていて
すぐに自宅配送を手配してくれる辺りは、
ご時勢ですね。

一とうり見物して今度は、屋台の方へ。
焼そば、たこ焼き、ポップコーンと言った定番物から昔ながらの射的や風船、金魚すくいもあり、
最近の風潮でしょうか外国の食べ物の屋台まで。


風船は、左の写真の中に金魚を閉じ込めたデザインの
ものが、風情が有って非常にいい感じでした。

お腹も空いた頃合なので「シャーピン」という
中国お好み焼き？と
「トッポギ」という韓国の辛い餅煮？と
当然、ビールを買って、一休み。

非常に暑いので休める場所を探していた所、
すぐ横のビルの谷間を発見。
ここは、穴場らしく風が抜ける上に日影なので、皆さん腰掛けて思い思いに休憩しています。
子供たちは、買って貰ったおもちゃ等で元気に走り回って遊んでいます。

買った「シャーピン」は、熱々で
中の少し香辛料で味の付いたひき肉が
ピタリと味を決めています。
「トッポギ」もピリッと辛くて
マカロニみたいな餅が汁と合いビールにピッタリ。
夏らしい雰囲気を味わいながら
美味しくいただきました。

夏らしい雰囲気のお祭り。
今年は、時期が遅くなったので余計に夏っぽさが強いのでしょうか？
実に良い情緒で来年もまた来てみたいなと思いました。

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