純米大吟醸 古典 寫樂 [日本酒(東北、北海道)]
お土産に知人から頂いたお酒。
会津のお酒ですが、正直、あまり聞いたこと無い銘柄。
どんな、お酒か楽しみに味見してみる事に。
一口飲んで、驚いたのは、その香りです。
口いっぱいに広がるさわやかな果実香。
洋ナシの香りにそっくりの青みのある香りですね。
口当たり、喉越しは、柔らかくさらりとした感じ。
最後に僅かに黒糖に似た複雑な旨みを残して
さらりと切れていきます。
口中の余韻も良いですねぇ。
最近、多いこれ見よがしの旨みの乗ったお酒とは、
ちょっと方向がちがい、名前の「古典」のとおり
少し昔風の造りのイメージが有ります。
ただ、昔風とは言ってもきちんと作られた個性のある良いお酒ですね。
調べてみたところ蔵元の「宮泉名醸」さんは、
昭和20年に同じ会津の享保3年(1718年)創業の花春酒造さんから分家創業した
老舗の蔵元さんのようです。
大きな蔵元さんでは、ありませんが、焼酎などにも力を入れ、
海外への輸出などにも力を入れているようです。
この「古典 寫樂」は、地元の一部、そして海外輸出用に造っている物だそうで、
冷蔵庫で寝かせる事で、芳香と旨み、まろやかさを引き出したものとの事。
確かに白ワインにも似た香り高さは海外で受けそうな気がします。
良いお酒をいただきました。
「純米大吟醸 古典 寫樂(しゃらく)」
アルコール度: 15.8度 日本酒度: +3 酸度: 1.3
精米歩合: 50% 原材料: 米、米麹
製造元:宮泉銘醸株式会社(福島県会津若松市)
HP:http://www.miyaizumi.co.jp/
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