米鶴 米の力 純米・亀酔 純米酒

先日、東京のハイカラスポット、表参道ヒルズにある「はせがわ酒店」さんにお邪魔してきました。
こちらのお店は、立ち飲みバーが併設されていて、
軽いつまみで日替わりの日本酒の試飲が出来ます。
また月に数回、各地の蔵元の方が訪れ、
その日は、その蔵元のお酒が試飲のメインとなり、
いろいろお話をお聞きしつつ試飲が出来ます。

私の行った日は、たまたま二日続きで「米鶴酒造」さんが
訪れておられた日の二日目でした。
お話を伺いつつお酒を楽しんでいたのですが、
その時に前日、大人気で残り二本となってしまい、
試飲できないお酒があるとお聞きしました。

そう言われると飲みたくなるのが人の業。（笑）
購入してしまいました。

写真をご覧になると判ると思いますが、濃い青地に浮き出た「米の力」の文字の上に
白で「亀酔」（きっすい）と書かれた非常にキマッタ感じのデザインのラベルです。
「亀酔」と言うのは、酒米の銘柄だそうです。
私は、知らなかったのですが、「亀の尾」の変異種を開発育成し、
平成5年に新品種登録を得た米鶴酒造独自の酒米とのことです。

飲んでみると、なるほどこれは、売り切れるだろうと言う美味しいお酒です。
「米の力」の名のとおり、米を噛んだ時のようにしっかりとした米の旨みが感じられます。
味としては、きつい刺激が無く、やや辛口で朴訥な感じの柔らかさ。
旨みと酸味のバランスが良く米の旨みが、比較的長く口に残ります。
流行のタイプのお酒と異なり、やや野暮ったい感じもありますが、
私としては、非常に魅力のあるお酒と感じました。
食中酒ではなく、お酒の味自体を楽しむ方向のお酒のように思います。
冷でしか飲んで居ませんが、燗でさらに米の味を伸ばしてみても面白そうです。

米鶴　米の力　純米・亀酔
原料米：亀酔１００％（蔵人栽培）　精米歩合：６０％
アルコール分：15度　　日本酒度：＋３　　酸度：１．２
使用酵母：協会１００１　　杜氏名：須貝　智

製造元：米鶴酒造株式会社（山形県東置賜郡）
購入先：はせがわ酒店　表参道ヒルズ店

コメント 4

おつまみ食べながら試飲っていいですねぇ。
「お酒の味自体を楽しむ方向のお酒」
ってわかります。
旨い酒に出会うと、つまみいらないなあ、と思ってしまいます。
by jeryl (2006-09-01 12:49) 

＞米を噛んだ時のようにしっかりとした米の旨みが感じられます。
わたしもそういうお酒が好きです。jerylさんがおっしゃるように、旨い酒はつまみなしでも、少し大ぶりのぐい呑みで何杯も飲んでしまいそうです。
by 鯉三 (2006-09-01 17:28) 

まだはせがわさん、未訪なのです。

これはまた日本人の五感に訴えてきそうな酒ですね。

私も
うまざけにあてはいらない口です・・・（笑）
by たろうママ (2006-09-02 06:34) 

＞jeryl様

はせがわ酒店の立ち飲みバーは、無料では無いのですが、
常時十数種類が６０ｍｌぐらいで160円～1250円ぐらいで試飲で来ます。
色々試してみるも良し、普段買いにくい高級品にチャレンジするも良し。
ツマミも気の利いたモノがあるので楽しめますよ。

＞鯉三様

味のしっかり乗った旨い酒は、確かにつまみが要らないですよね。
また、そういう時は、お酒の減りが早いんですよね。（笑）

＞たろうママ 様

はせがわ酒店さんは、結構限定品が入ってたりして楽しめますよ。
こちらのページで
http://www.hasegawasaketen.com/tenpo_omote.html
蔵元さんの来店情報が見られますので
チェックして行く手も有りかと。

昨日、このお酒を弟に味見させたら
「おお、本当にお粥が酒になった見たいな味だ！」と
驚いていました。
日本人の大本を刺激する味かも知れませんね。
by 真秀 (2006-09-02 17:32)