旧鏡山酒造の跡地

先日、久々に川越の旧鏡山酒造さんの跡地へ
寄ってみました。
川越市内の私鉄駅近くというかなり良い立地なので、
いろいろ再活用が検討されていた場所です。

一時期、重機などが入って整備が
行われていたのですが、蔵の壁なども
補修と再塗装が行われ、
きれいに整えられていますね。
ちょっと見、なかなかお洒落なスペースですね。

表の看板を見ますと細かい説明書きが
書かれていました。
「暫定活用事業」と表記があり、
平成２１年５月２日から平成２２年３月３１日までの
約１年間と期間が明記されていますので、
まだ暫定の施設のようです。
一番手前の「明治蔵」は、観光案内所、
及び、物産販売所。
その後ろの奥まった「大正蔵」は、音楽、演劇、
公演などのイベントスペース。
その後ろ「明治蔵」は、企画展示スペースと書かれており「ドラマ関連情報」と記載があります。
これは、現在、NHKのテレビ小説で放映されている川越を舞台にした「つばさ」を
意味していると思いますので、将来的に撮影のセットなどを保存する意図があるのかもしれません。
一番奥の旧「瓶詰め作業場、倉庫」は、「鏡山資料館」「ギャラリー」と記載がありますので、
旧鏡山酒造の資料などの展示スペースでしょう。

全体的に、ドラマ「つばさ」による観光客増に対応するための観光施設という感じですね。
個人的には、あまりきれいに整備はせずに、旧鏡山酒造の貴重な蔵の雰囲気を
残して欲しかったなと思います。
また、「暫定活用」になっているのも気になりますね。
将来的にどういう風に活用していくのかちょっと気がかりです。

タグ：旧鏡山酒造 跡地