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BALLANTINE'S PURE MALT 12yers [ウイスキー]

バレンタイン特集でバランタイン....っと石を投げないでくださいね。 危険ですよ。(笑)

例によって上海からの帰りに
自分への御褒美に免税店で購入したものです。

当初は、「グレーグース」というフランス製高級ウオツカを
狙ってたんですが、実物を見たところ瓶が大きい上にかなり高価。
家のスコッチの在庫が減ってきてしまっていた事もあり
ウイスキーの棚を眺めていたところ、ブレンデッドがメインの
バランタインのピュアモルトと言うことで興味を引かれたので、
こちらに変更しました。

さて、PURE MALT(ピュアモルト)という表記になっていますが、
この用語は、純粋な醸造用語ではありません。

もともとは、サントリーが使い始めて広まった言葉とか言う話です。
本来、サントリーでは、ウイスキーに「シングルモルト」を
名乗らせたかったらしいのですが、シングルモルトの呼称には、
「単一の蒸留所で作られたモルト」であることを始めとしていろいろ規定が有ります。

その中に「原材料の麦が醸造所のエリアで採れた物であること」と言う規定があるそうですが、
日本では原材料の麦は、輸入や専用の農場で造ったものに頼るため、
規定をクリアするのは、ほとんど不可能。
その為にシングルモルト相当という意味合いで「ピュアモルト」の呼称を使用し始めたようです。

ところがこれが語感がよく、非常にイメージが良いので世界的に広まり、
上記の「原材料の生産地が醸造場所と異なるもの」の他に
醸造所の違うモルト同士のみを混ぜ合わせた「バッテッド モルト」の製品などでも
最近は、「ピュアモルト」を名乗る製品があるようです。

結局、一般的には「ピュアモルト」と言う名称は、とうもろこしなどから作られるグレーンウイスキーを
加えずに、モルトウイスキーのみで作ったウイスキーの意味と解釈した方が良さそうです。

このバランタインのピュアモルトもスキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、
ミルトンダフ、アードベッグの通常のバランタインのブレンドの核となる
7種類のモルトのみで造られているそうです。
(ブレンデッドのほうは、それ以外にも計40種程度が使用されていると言われています。)

さて、味ですが、第一印象としては比較的おとなしく、かなりまろやかな感じですね。
甘やかな香り、飲み口ですいすいと飲めてしまいます。
ストレートよりも同量からやや多めの水で割った方が、
香りや滑らかさが際立ち、本来の持ち味が出てくる感じですね。
ブレンデッドのバランタインの複雑さとは、やや方向がちがい、
素直で真っ直ぐな少年と言った印象のウイスキーでした。なかなか楽しめそうです。

BALLANTINE'S PURE MALT 12yers
(バランタイン ピュアモルト 12年)
購入先:浦東空港免税店


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