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奥出雲仁多米 純米酒 [日本酒(中国、四国)]

仁多米.jpg「出雲大社の奥殿を見る旅」で買ったお酒、その2。

「仁多米」(にたまい)というのは、 こちら でも書きましたが、
奥出雲で作られているブランド米です。
手をかけて育てたコシヒカリを、籾のまま15度以下の低温で貯蔵して、
出荷直前に必要量のみ精米するため、刈り取った時の旨味を逃さず、
美味しいお米が楽しめるのだそうです。
つまり、このお酒は、コシヒカリで造ったお酒という事ですね。
......うーん、セレクトを誤ったなぁ。(笑)

ご存知の方も多いと思いますが、美味しい食用米と醸造に使う酒米は、
お米に要求される要素が非常に相反するのだそうです。
勿論、食用米で造ったお酒が全て駄目という訳では、有りませんが、
いわば、最初からハンデを背負って醸造するようなものですので、
お酒として上手くバランスを取っていい味を出す事が、なかなか難しいのが現実のようです。

なぜ、このお酒を買ったかといえば、買った時点では、「仁多米」というのが何なのか
全く知らなかったんですよ。勉強不足ですねぇ。

さて、この「仁多米 純米酒」は、どんな味に仕上がっているのでしょうか?

最初に口を近づけると、やや甘やかな香りが広がります。
口に含むと香りと同じ印象の米の旨味が広がります。やや酸味を纏った風味が後を追います。
この辺の感じは、面白いですね。
やや、とろりとした印象で辛味を感じさせつつ引いてゆきます。
余韻がかなり長めで口中に旨味が余韻として残りますね。

好みの問題も有りますので一概には言えませんが、
飲んだ感じは中々面白く、お酒としてもしっかりしたレベルに仕上がっていると思いますが、
惜しむらく、やはりやや味のバランスが悪い印象。
悪い味では無いのですが、ちょっとまとまり切れて居ない感じを受けました。
常温より冷の方がバランスが取れているようです。

コシヒカリで造られた日本酒も、結構出ている様ですので、興味のある方は飲み比べてみるのも
面白いと思います。

奥出雲仁多米(にたまい) 純米酒
原料米:奥出雲町産仁多米  精米歩合:70%
アルコール度数:15度以上16度未満
日本酒度:+8.0  酸度:1.7

製造元:奥出雲酒造株式会社(島根県仁多郡)
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