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出雲大社の奥殿を見る旅(鳥取編) [旅行]

出雲大社の奥殿を見る旅(松江、境港編) より続く。

さて、旅も最終日。足立美術館、鳥取砂丘と廻って岡山駅から帰京です。

先ずは、朝飯で腹ごしらえ....御飯が美味っ!? 何これ?
お聞きした所、奥出雲の 「仁多米」 というブランド米なんだそうです。
米の種類としては、コシヒカリなのだそうですが、手をかけて育てた米を、
籾のまま15度以下の低温で貯蔵して、出荷直前に必要量のみ精米するのだとか。
お米が美味い土地って言うのは旅して嬉しいですね。

さて、最初の立ち寄り場所は、 「足立美術館」。
創設者足立全康氏の収蔵品だった横山大観をはじめとする近代日本画と、
陶芸、彫刻、蒔絵、童画などを公開している美術館で、
四季に合わせて展示を変えるのでリピーターも多いのだとか。
50,000坪の庭園も有名で米国の日本庭園専門誌(有るの?!)
「Journal of Japanese Garden」 で、5年連続世界一に輝いたところだそうです。

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ただ、庭園は、拝見した所、確かに判りやすく、きれいですが、日本人の目から見ると
やや「侘び寂び」に欠ける感じも無きにしもあらず。
まあ、真夏だったので余計にそう見えたのかもしれません。

素晴らしかったのが近代日本画。
正直、私はあまり興味が無かったのですが、実際の現物は、背景を透かせた光や微妙な立体感が
圧倒的な雰囲気を醸し出して非常に独特の空気感があり素晴らしい。
印刷物では、全く表せない空気感に非常に感心しました。

もう一つ、素晴らしかったのが収蔵されている北大路魯山人氏の陶芸品の数々。
最初は、「きれいだけど、なんかアンバランスな様な?」と思っていたのですが、
途中の花活け壷で、何も活けられていない筈なのに
ススキの雄花が活けられている様に見えた時があり、ハッとしました。
「これは、花や料理を合わせて初めてバランスが取れるように造ってあるの?」と思い、
もう一度最初から見直すことに。
なるほど、料理が載せられたり、花が活けられた姿を想像するとシックリ来ます。
勿論、シロウトの印象ですので正しい見方かどうか判りませんが、個人的に非常に納得しました。

さて、一行は、この旅、最後の立ち寄り地、鳥取砂丘へ。

私は、鳥取砂丘は、小学校低学年の時に一度、旅行で訪れています。
何か、あんまりたいした事が無い印象だったのですが、今回訪れてビックリ。
「こんな雄大な景色だったっけ??」

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その広さ、先の方にそびえる高い砂山、その向こうに広がる海の青さ、砂山から急角度に下る砂浜。
非常に素晴らしい風景です。どうもどこかの小規模な砂丘と記憶が混ざってしまっていたのかも。
川の砂が長い時間をかけて堆積して、こんな風景を作り上げるとは、驚きです。
砂自体の美しさは緑が混じる夏が美しいそうですが、冬の雪景色もまた見事だとか。
こちらは、是非一度訪れるべき場所ですね。

最後に実に素晴らしい風景を眺めて、岡山駅へ。
新幹線の東京駅着は午後10時。お弁当で夕御飯という事で、駅の近くのお店を物色。
炊き立て熱々の2色おこわのお弁当を手に入れて、ふととあるお店の前を通ると
1枚の看板がありました。曰く「岡山名物 えびめし」。

....ナンですか?それ?岡山で海老が美味いと言う話は、聞いたことが有りませんが?
えびめし.jpg売っているのは、何やらこげ茶色の御飯に
オレンジ色の海老が載った物体。
「これが、えびめし? 見たこと無いんだけど?」
幸い量がそれほど多くないのでこれも購入。
どんな食べ物なんだろう?
大体、本当に「名物」なのか?

さて、新幹線に載ってそろそろ夕御飯の時分。
早速、いただいてみる事に。

見た目、色がナンですが、海老のタップリ乗ったピラフという感じ。錦糸卵少々。洋食風ですね。
ややバターライスのような風味に甘めの海老風味のソースが絡んだような感じ。
食べた事の有るものの中では、神戸名物の「そば飯」が一番近いかな?
なかなか、旨い物ですが、なんだかB級グルメな香り。(笑)

帰って来て調べた所、東京の渋谷に有る「いんでぃら」という老舗のカレー店で修行したシェフが、
岡山でお店を開いた所、現地、岡山で大人気となり地元に定着したものだそうです。
岡山では大抵のファミレスなどにあり、冷凍食品も販売されているのだとか。
勿論、本家、渋谷「いんでぃら」でも「元祖えびめし」として健在だそうです。

いやーこれは、知らなかった。不勉強でした。

最後に、珍しい?食べ物で締めた「60年に一度しか味わえない旅」になりました。
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