国吉豆腐の「ゆし豆腐」

最近の沖縄人気で、ご存知の方も多いと思いますが、
いわゆる沖縄食材の一つです。
豆腐を固める前の状態の柔らかいもので、
本来が固めの沖縄豆腐なのでクリーム状では無いですが
いわゆる「おぼろ豆腐」よりも柔らかく
半液状の状態のものです。

私も知っては居てもあまり認識が無かったのですが、
偶に伺う沖縄料理屋さんの5種類の中から選べる
お通しの中に必ず入っているのです。

試しに食べてみたところ派手では無いけれど
温めてあり、滋味深い実に良いお味。
どこかで手に入らないかなと思っていたところ
銀座の沖縄物産店「わしたショップ」で扱っているのを
見つけました。これは良いという事で、早速、買ってみて味見してみることにしました。

お店で食べたものと同じ様に少し崩して鍋にあけ温めて食べてみたところ
海水由来のにがりの塩分が少しあり、ほど良いアクセントになって大豆の甘みが良く出ています。
そのままでも充分美味しいですが、お好みで少し塩気を足したり、
薬味に山葵などを付けても良いでしょう。

沖縄の食材なので当然、泡盛のロックなど相性が良いのですが、
要はお豆腐の類ですから日本酒などに併せてもなかなか相性がピッタリ。
お通しで出て来るのは、かなり可愛い量なのですが、器にスープのようにたっぷりよそって
しっかり味わっていただいてしまいました。
お酒の肴は、ヘルシーさと相容れない部分が多いですが、これは、ヘルシーで
身体に悪いはずも無いところも良いですね。

出汁とお味噌を足して豆腐味噌スープのような感じにしたり、冷のままで、かつぶしを添えたり
いろいろアレンジしても美味しいようですよ。

写真の500g入りで250円（お店によってもう少し高いところが有るかも）。
口のところがジップロックに成っているので少しずつ使うにも便利です。
他に１Kｇ入り（490円）も有るようです。
賞味期限は、冷蔵で10日ほどですが、豆腐製品は時間がたつとどんどん味が落ちますので、
買ったら早めに食べてしまいましょう。

ちなみにこの国吉豆腐の「ゆし豆腐」は、故杉浦日向子さんが、雑誌「デリシャス」2001年9月号の
「著名人3人が推薦する豆腐」という特集記事において推薦されていたそうです。
今、国吉豆腐の住所確認で検索してみるまで知りませんでした。

国吉豆腐の「ゆし豆腐」
原材料：大豆、天然にがり

製造元：国吉豆腐（沖縄県那覇市）
販売者：翁屋（沖縄県那覇市）
　HP：http://okinawa-okinaya.com/

購入先：銀座わしたショップ（東京都中央区銀座）
　HP：http://www.washita.co.jp/